2012年12月29日土曜日

天一神社(奈良県吉野郡東吉野村)

奈良県吉野郡東吉野村にある丹生川上神社近くのキャンプ場横を山中に入ってゆくと、途中で対向車に出会うと数kmはバックしないとすれ違うポイントがないくらいの細い上り坂が6km以上続き、やっと建物が見えてきました。
上り始めの丹生川上神社の標高は約400m、こちらの標高は約700mです。ずいぶんと登ってきました。
天一神社」と書かれています。ラーメンで有名な天下一品とは関係ないようです。玉串も見当たりません。
室町時代から続く神社だそうで、ここをお参りすると子宝に恵まれるという言い伝えもあるそうです。周辺の道路から本殿の周囲には葉っぱ一枚も落ちていないくらいきれいにされており、近隣の住民に大切にされていることが伺い知ることが出来ます。
苦労してたどり着いたことを忘れるくらいに心が洗われる天一神社でした。
(天一神社の地図)

2012年12月27日木曜日

W202 E-202020 イグニッションコイル交換

W202 C-200 形式E-202020の調子が悪くなりました。症状は下記の通りです。
1、数ヶ月前からエンジン振動が大きくなりはじめた。
2、数週間前にセルを回してもエンジンが始動しないことがあった。
3、3日前、始動して数分後に踏切停止中、エンジン回転がばらつきだして振動が大きくなった。アクセルを踏んでも動力が伝わりにくくなった。
4、排気ガスが硫黄臭くなり、 室内にもその匂いが溢れるようになった。
5、かろうじて家まで戻ってくると「EXH TEMP(排気温度上昇)」の警告灯が点灯していた。

「W202 硫黄臭」「W202 EXH TEMP」などで検索すると、故障箇所が次の箇所にだいたい絞れてきた。(下記のページなどを参照。1 2)
O2センサー
イグニッションコイル
エアマスセンサー(エアフロセンサー)」
「センサーをつなぐハーネス」
エアマスセンサーは、エンジン始動時にストールする症状で数年前に交換しました。試しにエアマスセンサーに接続されているハーネスを外して始動してみると症状は同じでした。
2つめの症状に注目してみると、O2センサーが異常な値を出していたとしてもエンジンが始動しないことはないはずと考察。原因はイグニッションコイルにあるのではないかと見て実験を行いました。2つあるイグニッションコイルをそれぞれ外してみてエンジンを始動させてみた。(プラグヘッドのはずし方は次のページを参照)
すると、片方のイグニッションコイルを外すとエンジンが始動しなかったのに、もう片方を外すとエンジンが回転した。そこで原因はイグニッションコイルの故障と断定し、ネットで安価な同等部品を注文しました。早いもので、部品は翌日朝に到着しました。
プラグヘッドを外したエンジンと届いたばかりのイグニッションコイル
故障した部品(右)と交換したイグニッションコイル(中央)。左端は正常品。
とりあえず、エアマスセンサー(左)が付いているホースなどを仮つなぎして、エンジンON!
キュルキュルとセルが回った後、ブルンブルンとよい音を立ててエンジンが回り始めました。故障時のようなぎこちない音はしなくなりました。
この後、きちんと蓋をして修理完了です。ディーラーに持っていくと、チェック費用だけでも数万円するところを1万円程度で済ませることが出来ました。
昨日注文して、北海道から朝一番に届くように部品を送っていただいた部品屋さん、インターネット上にたくさんの修理に関する情報を寄せていただいている方々に感謝したいと思います。

2012年12月20日木曜日

燃焼哲学MD120Ⅱを取り付け(奈良県吉野郡東吉野村)

都会から東吉野村へ移り住まれる方のお宅へ薪ストーブ燃焼哲学」を取り付けてきました。
古民家をリフォームしたお宅で、1階の軒が長く、煙突の横引きが長くなってしまうため、施主さんと大工さんが相談の上、軒に穴を開けて煙突を通すことになりました。
直径22cmの穴が開いた瓦を設置し、家の構造物に熱が伝わりにくいように、150φの煙突の外側に200φの煙突をかぶせました。
屋根には数日前に降った雪が少し残っていたので大工さんには注意して作業していただきました。
薪ストーブは、最長75cmのが入る燃焼哲学MD120Ⅱを選んでいただきました。
冬場はほとんど陽が差さないお宅もこれで暖かい冬を過ごせますね☆
お買い上げありがとうございましたm(_ _)m
帰り道、高見山にもうっすらと雪化粧しているのが見えました。

2012年12月14日金曜日

古民家ギャラリー「ら・しい」(奈良県葛城市)で薪ストーブをごらんいただけます。(~12/24)

奈良県葛城市にある曼荼羅で有名な当麻寺の裏手にある古民家ギャラリーら・しい」さんでは、明日12/15から12/24まで「木とはり絵と吹きガラスで創る 冬の暖かい家展」が行われます。
木で出来た暖かみのある家具はり絵吹きガラスの展示が行われるのですが、築180年を超える古民家のギャラリーが暖かさに満ち溢れた空間になります。
そこに、弊社が取り扱う薪ストーブ燃焼哲学」を「木材を焚いて暖かさを獲る道具」として、ギャラリー様のご好意で展示させていただいております(薪ストーブは焚いておりません)。
お近くにお住まいの方は是非おこしくださいませ。

古民家ギャラリーら・しい」さんのHP

2012年12月9日日曜日

一面真っ白でした

今日は一段と冷え込むなと思って窓を開けるとびっくり、一面が雪化粧でした。例年では年の瀬の12月末ごろに雪が積もることはありますが、この時期に雪が積もるのはあまり記憶がありません。
遠くに見える二上山も真っ白になっています。
柿を食べているヒヨドリ(?)を見つけました。
寒い中ごくろうさまです♪

2012年12月7日金曜日

湯たんぽで薪ストーブの恩恵をさらに活用する。

1月の中旬のような寒い日が続きます。確か昨年の12月上旬は夏日(日中の最高気温が25度を超える日)の日があったと記憶しています。(12月下旬は急に冷え込みましたが・・・)
我が家では、薪ストーブがフル稼働中ですが、さらに上にはヤカンを載せてお湯がしゅんしゅん沸いております。
以前のブログで紹介しましたが、沸いたお湯はお風呂にいれて使っています(ブログ→「薪ストーブでお風呂の燃費節約術」)。

さらに、その暖かさの恩恵を利用できないかと思案してましたら、ホームセンターでいいアイテムを見つけました♪
湯たんぽ」です^^
3リットルのお湯が入るタイプが布袋付きで890円でした。昔ながらの金属製の物と悩んだのですが、金属製は錆びると書かれていたので樹脂製を選びました。
薪ストーブで沸いているお湯をふたのギリギリまで入れて、付属の布袋に包んでさらに火傷防止のためにタオルなどでくるんで、布団の中に入れると朝までポカポカなんです。朝になってもお湯は温かさを失っていないのが驚きです。
寒い部屋にいるときも、湯たんぽを足下に置いとくと体全体が冷えなくなるんですよ。
薪ストーブで沸かしたお湯ですから燃費はほとんどタダです。電気アンカだといくら電気代がかかるか分かりませんからね~
薪ストーブの暖かさを持ち運びするいい方法を見つけてしまいました☆

↓しかしamazonで調べたらもっと安くてショックでした^^;

2012年11月20日火曜日

来期の薪集めをゆるゆると開始!

ジワジワと寒くなり始めましたが、まだ本格的な寒さが到来するまではまだ日数がありそうですね。
本格的な寒さが到来する前に次の冬に使う薪を集めに平群堆肥サービス(奈良県生駒郡平群町)へ行って来ました。
すると、1mくらいの長さに切りそろえた雑木が山積みになっていました。おそらくどこかの庭木か公園の木を大量に剪定したのでしょう。この時期に切った木は、夏に切ったものと比べると水分は少なめですので、適当な長さに切って積み上げておけば1年くらいで乾燥させられそうです。
この冬に燃やす木と来期に燃やすものを平行して集める日は、もう少し続きそうです・・・

2012年11月18日日曜日

ドイツカフェ「みとき屋」第6回クラフト市で薪ストーブ&ピザ(京都府南丹市)

今年の5月に初めてお邪魔した、京都府南丹市日吉町にあるドイツカフェみとき屋」さんで薪ストーブの上でピザを焼きたいので薪ストーブを持ってきてほしいという依頼があり、薪ストーブの宣伝&好奇心で行って来ました。
場所は、JR山陰本線 胡麻駅近くの小高い丘です。バナナの木が目印です。
年に2回開催される、みとき屋さん主催の地域交流イベント「クラフト市」の出し物としてピザを焼いてみたいとのことです♪
店舗の敷地内にたくさんのテントが設けられ、作品の展示や食べ物の販売などたくさんのブースが出展していました。
その横の小さなスペースで最近忙しい我が家の薪ストーブ燃焼哲学」MD80ℓを焚き始めました。
煙も少ないので周囲に迷惑をかけることもありませんでした。屋外でも数メートル離れたところでも暖かく感じるようで、たくさんのご来場者さんにお声をかけていただきました。
陶器製のピザ釜を上に載せて、ピザを焼き始めました。
もちろんピザ生地みとき屋さんにご用意いただきました^^;
約10~15分くらいで焼き上がり!
屋外なので風に吹かれてピザ釜が冷めたりするのが影響しているのでしょうか?屋内だともっと早いかもしれません。
うまく出来るか心配とのことで、一切れ100円という価格設定が幸いし、焼き上がるたびに瞬時に完売するという大盛況ぶりでした。最後の1枚は、焼き上がるのを待つ行列が出来るほどです。
薪ストーブの質問に答えたり、釜からピザを取り出したりと大忙しだったので昼食を食べるのを忘れるほどの始末でした☆
他では、ドイツ人のご主人シャウベッカーさん(右端)の本場ドイツ仕込の手作りソーセージやホットワインなどの販売や杵つきのもちのぜんざいなどが振舞われていました。
野菜などの保存が出来る簡易型 非電化冷蔵庫(手作り)の展示。熱が高いところに上がる性質を利用したものだそうです。薪ストーブの煙突の性質とよく似ていますね。キンキンに冷やすことは出来ませんが、夏でも20℃以下に保つことが出来るそうです。

地域に根付いた交流イベントのように見えますが、最初は試行錯誤の連続だったそうです。今では駐車場が足らなくて路上駐車も発生するくらいになってしまいました。参加者全員で作り上げていく地域交流イベント、大変勉強になりました。

2012年11月7日水曜日

ピザ釜工事に学ぶ

建設中のピザ屋さんにピザ釜が置いてありました。ジャンルは違えど、煙突の設計など通じるものがあるので勉強のためじっくりと拝見させていただきました。
薪ストーブとは違い、断熱材の保温効果でピザ釜は火を消しても内部は次の日の朝でも160℃くらいまでしか下がらないそうです(その代わり部屋を温めることは出来ません)。使い始めると毎日火を入れてやらないとひび割れたりする恐れがあるそうです。
1Fの天井
煙突は直径27cmの2重煙突で、しかもその間には断熱材が詰め込まれているそうです。それだと内部が何百度になっても、煙突表面は100℃に満たないくらいになるでしょう。
2Fの床
熱が構造物に伝わらないように空間を開けてあります。仮に煙突の表面が100℃になったとしても構造物は十数度上昇するだけでしょうね。
これが1重煙突ですとこの程度の隙間でしたら構造物は100℃近くになる可能性があります。
屋根へ出す部分は意外と小さい器具が使われていました。
薪ストーブとはだいぶ勝手は違いますが、いろいろと勉強させていただきました。



動画発見!ルマン24時間 メルセデスベンツ・CLR事故


1999年ルマン24時間レースで起こった事故の模様です。メルセデスベンツ・CLRが宙を舞ってコース外に飛び出していくショッキングな映像です。
このメルセデスベンツ・CLRはレース開始直後からノーズ(車体の先端)が激しく上下するピッチングという現象が出ていました。そしてノーズが上へと持ち上がった瞬間、前車が起こす乱気流が車体の底面に入り込み、しかもコース上で最高速が出るポイントだったという条件が重なり、車が木の葉のように上へと吸い上げられたのです。
レーシングカーは空気の力を使って、2トン近くの力で路面に車体を押し付けるように設計されています。1トンにも満たない車体重量ですから、理論上はトンネルの側壁や天井でも走らせることが出来ます。しかし、設計を誤れば飛行機のように空を飛んでしまう結果となることもある危険な物であることが分かります。
乗車していたピーターダンブレック選手は奇跡的に軽症で済み、当日中に退院しました。現在も活躍中です。

2012年11月5日月曜日

薪ストーブ補助金の副賞(?)が・・・・(奈良県吉野郡東吉野村)

4月に薪ストーブ補助金薪ストーブを購入いただいた奈良県吉野郡東吉野村のお客様宅へ訪問すると、計150束のが積み上げられていました。1束100円で村内で販売されているので、15000円分の東吉野村の役場からプレゼントされたそうです。寒い日になると1日に何束も燃やしてしまいますから、2週間くらいで使い切ってしまいそうですが、うれしいプレゼントですね。

先日も報告しましたが、補助金もあとわずかです。まだの方はお早めに♪

2012年11月3日土曜日

チャリティーイベント「王寺エイド」の報告

11/3 王寺町地域交流センターで行われたチャリティーイベント「王寺エイド」に出展してきました。
メーカーの貸出機がすべて使用中とのことで、我が家で使っている薪ストーブ燃焼哲学」MD-80ℓを持参しての参加です。
ブース左側は、旅館などにあるPCを多言語化するフリーソフトを使って、観光地にもっと外国人旅行者が来やすくする「LiveCDで日本の観光地を変える」運動を行われている会社さんも出展されていました。
有限会社コドナ
王寺町地域交流センターは生駒連山が見渡せる絶好の場所です。
こちらは生駒市のアロマセラピーサロン「Aromatic Planet」さんのブース。
アロママッサージを体験価格で提供されていました^^
筆ペンで有名な「呉竹」さんが奈良の伝統墨作りを詳しく展示されていました。
墨の表面に刻む模様や文字はなんと手彫りだったのだそうです。
このような見事な模様も・・・・
奈良県を中心に活動されている弾き語りシンガーソングライター池内優介さんのライブ
長野県を中心に広範囲に活動されているシンガーソングライター深瀬人寛(ふかせひとひろ)さんのライブ。槇原敬之に似たやさしい声で歌われてました。
長野県では地域のTVやラジオに出演されたりと結構有名人だそうですよ~

2012年10月26日金曜日

香気浴「エコリ」さんで免疫力を高める建材などを体験(兵庫県姫路市)

フェイスブック友達の本田さんが、かまど型薪ストーブ薪ストーブのチラシをお店に置かせてあげるよと仰っていただいたので、兵庫県姫路市にある「香気浴エコリ」さんにお邪魔してきました。
世界遺産 姫路城は見えませんが、姫路の高台にある閑静な住宅街の中にモダンな建物がありました。(香気浴エコリの地図)
ここを運営されている本田さんはシックハウス症候群などの原因となる化学物質を分解したり、活性酸素の発生を抑える効果のある建材を開発・販売会社を営んでおられます。
その建材は、建物内部に埋め込まれているそうです。シックハウスの原因物質や活性酸素は、中学の理科の授業で学んだ用語ですと酸化反応(電子を奪う反応)といいます。酸化は体内でも絶えず起こっており、それが遺伝子を傷つけてガンの原因になったり老化の原因にもなったりするそうです。その反応の逆が還元反応(電子を渡す反応)です。還元力に満ち溢れた空間(還元空間)を体感出来る場所として「香気浴エコリ」を運営なさっています。
その効果は目でも確認できるのがすごいです。除湿機にたまった水に鉄のクリップや画鋲を入れて3年ほど放置したものです。
右が一般家庭から出たもの、錆びて水も濁っています。
左はこのお店のものです、水が透明のままで、中のクリップは金属光沢が残っています。
次は、水道の水に雑草を入れて一般家庭に放置したものとお店においていたものです。
左の一般住宅においていたものは、草が腐って水がにごっています。
右のお店(還元空間)においていたものは、1年半近く経っているにもかかわらず、水に濁りがなく、中の草が原形をとどめています。
瓶にふたをした状態でも影響を受けるのが驚きです。
続いて、この建材を練り込んで作られたレンガの上に1ヶ月ほど置いていたピーマンです。
最初は青かったピーマンだそうです。赤く熟してしまいましたが、まだみずみずしさを失っていないように見えます。
これもビニールのチャック袋に入っているのに影響を受けているのにびっくりしました。
レンガの外に置いていたピーマンは腐ってどろどろになってしまっています。
入浴施設も見せていただきました。先ほどのレンガが敷き詰められた下にボイラーで暖められたお湯が通っているそうです。
岩盤浴かと思われるかもしれませんが、室内の温度は40℃、湿度は10%ほどなので蒸し蒸ししないのです。私も1分ほどですがそのままの服装で横にならせていただきましたが、 じんわり暖かさが背中から体に染み込んでゆき、1時間ほど背中がぽかぽかしていました。体の免疫力を高めるのは体温を上げることだといわれていますが、鉄や野菜をも腐らせない還元空間の中でそれを実現できるとするとホントに病気や老化の心配から開放されるかもしれませんね。
本田さん、いいことを教えていただきありがとうございました☆

香気浴エコリ」のホームページ

2012年10月25日木曜日

奈良県吉野郡東吉野村の薪ストーブ補助金が残りわずかだそうです( ・ω・)

今月頭に、奈良県吉野郡東吉野村の薪ストーブの取り付け工事が終わったお客様宅で薪ストーブを炊きはじめたと連絡がありましたので、最終の安全検査をしてきました。
火をつけてみて、煙突周囲の構造物の温度が上がりすぎていると「低温炭化」の恐れがありますので、遮熱板を設けるなどの対策を講じる必要があるためです。幸い、異常に熱くなる場所はありませんでした。
それと、屋外の煙突取り付け工事を最後まで見届けることが出来ませんでしたので、どのように固定されているかを確認させていただきました。屋根から2本、地面から1本、それぞれ針金で引っ張って固定されていました。

ここへ到着する少し前に東吉野村の役場の方が訪れていたそうです。今年、東吉野村が実施している「薪ストーブ補助金」の確認だそうです。聞けば、補助金が支払われる10軒のうち残りがわずかになっているそうです。もし、ご検討中の方がいらっしゃいましたら早めにお知らせくださいませ。

2012年10月23日火曜日

薪ストーブをだるまストーブから燃焼哲学MD-80Ⅱへ買い替え

今日は、滋賀県野洲市で薪ストーブの設置に行ってきました。
もともとだるまストーブを使われていたのですが、「あまり暖かくならない」「煙が多い」「点火しにくい」「薪の火持ちが悪い」などなど悩みが多く、わずか3年くらいで買い替えされました。

レンガに囲まれた薪ストーブは一見安全そうにですが、きちんと薪ストーブ専門業者施工してもらっていないとこれほど危険なものはありません。その理由は、ストーブを燃焼させるとレンガの表面が100℃以上になり、その裏にある柱などの構造材にじわじわと熱が伝わって「低温炭化」してしまう恐れがあるからです。薪ストーブ専門業者はレンガと構造材のあいだに空気の層と断熱材の層を設けて熱が伝わりにくい設計をしますのでほぼ安心ですが、施工費が莫大なものになってしまいます。
こちらのお宅を施工したのは薪ストーブ専門業者ではないそうですので、このまま使うのは危険と判断しました。しかし、その対処は難しいものではありません。難燃材の遮熱板を壁に立てかける方法です。以前、別のお客様が考案した珪酸カルシウム板(ケイカル板)にガルバリウム波板を取り付けたものが見栄えがよく、安価なため大変おすすめです。
しばらく使っていなかっただるまストーブを撤去し、新型燃焼哲学MD-80Ⅱを設置。 煙突が錆びていたため見える部分のものだけを交換しました。そのほかの煙突は従来のまま使用。煙突の口径をだるまストーブの口径(φ120)に変更しました。燃焼哲学は、わりと安価にいろんな仕様変更をしてもらえますので、希望があればお問い合わせください。
ケイカル板はまだ適したサイズに切っていないので、そのまま置いて初点火することにしました☆
そうそう、点火もすごく簡単ですよ♪
ニューモデルMD-80Ⅱは煙の排出力が上がったせいでしょうか?煙突の口径がφ150→φ120になっても燃焼力は落ちていないです。
それと、焚付け時に前面ガラスが曇りにくくなっているようです。

ケイカル板だけだと熱で反りかけてきたので、その前にガルバリウム波板を立てかけることにしました。
各部の温度がどれくらい上昇するかを知るために、最大限に温度が上がるようにしてみました。
現在の表面温度487℃(このあと500℃を超えました)。今日の気温は20℃位だったので、かなり暑いです^^;
普段はここまでフルパワーで炊くことはほとんどありません。
遮熱板のガルバリウム波板の表面温度は220℃です。
遮熱板の裏側の温度は、わずか37.7℃です。炊きはじめて1時間くらい経過していましたから、驚きの遮熱効果です。
このような遮熱板(製品としても売っています)を用意すれば、レンガ張りのような風情はないですが、初期投資を少なく薪ストーブを導入できますよね☆