85分間の船旅の出発です!
遊覧船乗り場(右側)やホテルがみるみる小さくなっていきます。
遊覧船乗り場の12km先の
チュウルイ島が見えて来ました。この裏手にある
まりもの生息地は厳しく立ち入りが禁止されていますので、この
チュウルイ島にある
マリモ展示観察センターで
まりもとご対面です。(
チュウルイ島の位置を確認)
面積6800㎡、周囲360mの
チュウルイ島に到着です。
阿寒湖の中にある大小の島々の中で、唯一人が訪れることができる島だそうです。
マリモ展示観察センターで生の
まりもとご対面です^^。野生の
まりもは天然記念物ですから採集はおろか、生息地には近づくことさえできません。ここでしか見ることができない貴重なものなのです。観光地である
阿寒湖温泉街では、
まりもの姿は見ることができませんからね。
北海道土産の養殖
まりもは、実は養殖ではなく
シラルトロ湖という釧路湿原近くの湖でとれた近縁種を丸めたものです。乱獲が問題になっており、こちらも絶滅の危機にさらされているそうです。
約15分の
まりもとの対面を終えると
遊覧船は
滝口の方向へゆっくりと進みます。目の前にそびえる山は「
雄阿寒岳(おあかんだけ)」です。あいにくの天気で山頂付近は雲がかかってしまいました。湖面すれすれに育ってる木々たちも自然の雄大さを感じますねー(
写真の位置を確認)
おそらく昔は湖の底も山だったのではないでしょうか。何らかの原因で湖の水位が上がったため、湖面すれすれまで木々が育っているのだと思います。それにしても、手つかずの自然が多く残っているのは奇跡に近いですね。これを今まで守りつづけてきた人々に感謝です。(
写真の位置を確認)
滝口に到着。
阿寒湖の水門があります。阿寒川へ流れ出る水を調整しています。この水門の奥に
滝があります。そのため
滝口という名前がついたのでしょう。(
滝口の位置を確認)
滝口へ往復する水面は水路のように狭いところを通ります。まん中に見えるような小さい島がたくさん点在します。しかし、こんな小さな島にも大木が茂っているとはものすごい生命力ですね。(
写真の位置を確認)
見るものが全て初めての約1時間半の旅が終わりました。よい時間を過ごさせてくれる遊覧船でした。ありがとう!
阿寒観光汽船の
遊覧船が辿った経路を
GPSロガーで記録してみました。まず、まっすぐ北上して約13km先の
チュウルイ島に向かい、そのあと東側の自然豊かな岸沿いをゆっくりと進んで、
滝口に向かいました。
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