2012年11月7日水曜日

動画発見!ルマン24時間 メルセデスベンツ・CLR事故


1999年ルマン24時間レースで起こった事故の模様です。メルセデスベンツ・CLRが宙を舞ってコース外に飛び出していくショッキングな映像です。
このメルセデスベンツ・CLRはレース開始直後からノーズ(車体の先端)が激しく上下するピッチングという現象が出ていました。そしてノーズが上へと持ち上がった瞬間、前車が起こす乱気流が車体の底面に入り込み、しかもコース上で最高速が出るポイントだったという条件が重なり、車が木の葉のように上へと吸い上げられたのです。
レーシングカーは空気の力を使って、2トン近くの力で路面に車体を押し付けるように設計されています。1トンにも満たない車体重量ですから、理論上はトンネルの側壁や天井でも走らせることが出来ます。しかし、設計を誤れば飛行機のように空を飛んでしまう結果となることもある危険な物であることが分かります。
乗車していたピーターダンブレック選手は奇跡的に軽症で済み、当日中に退院しました。現在も活躍中です。

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