auの
iPhone4sを2年半ほど使っていましたが、もっぱら
フェイスブックや
ツイッターを閲覧するだけなので
通信速度を遅く感じることはありませんでした。しかし最新の
LTEができる
iPhone5や6などが登場すると、ほぼ同じ毎月1万円近い
通信費を支払いながら機能の劣る古い端末(決して劣っているとは思いませんが・・)を使いつづける理由もありません。
「しかし待てよ」 これでは携帯電話会社の思う壺ではないか?何の疑問も抱かずに支払いつづけている毎月の
通信費は、そのほとんどが
端末の分割代じゃないのか?
通信費だけを支払って、端末を使いつづける方法を探りはじめました。
まず、auショップに行って
iPhone4sの契約を解除し、
iPhoneに
機種変更する前に使っていた
ガラケーに戻しました。電話だけの契約になったため月額1600円くらいになりました。あとは、
iPhone4sと
iPad miniが外出先で使えるようにするだけです。
まず契約してみたのが
softbankの
102Zでした。
月額2600円ほどでしたが、大阪市内の地下や空港内などでも使えない場所があり、通信が途絶えることもしばしばで契約したお店に持って行き解約しました。
softbankがつながるところならどこでも使えると店員が言ったのに機種ごとにエリアが違っていて、この端末は制限が多いようです。今後絶対に
softbankとは契約しません。
そんなこんなで出会ったのが
BIC SIMです。
iijmioというiijのサービスを利用して、ビックカメラが
SIMカードをパッケージ化して販売(税別3000円)しているだけのようです。
NTTドコモの
LTEの電波を利用しますので、
ドコモの
LTEが届くエリアだと全く問題なく使えます。
SIMフリーの
スマホンならそのまま使えるようですが、私は
iPhone4sと
iPad miniの両方が使いたいので、
NECのAtermMR03LN(25000円ほど)という
SIMフリーの
モバイルルーターにしました。
bluetoothテザリングにも対応した最新機種で
Wi-Fiなら12時間、
bluetoothテザリングなら24時間使用できるという優れものです。ただし、
iPhoneとは
bluetoothテザリングが残念ながら使えません。
iijmioは1ヶ月2GB(税別900円)と4GB(税別1520円)の通信量(クーポンと呼ぶ)が選べ、のちに変更も可能です。もしクーポンを使い終わっても追加購入もできますし、最大150Mbpsの
高速通信ができなくなるだけで、200kbpsの
低速通信はいつでも可能です(3日間で366MBという制限があり)。
契約は端末と
SIMカードを手元において、web上で15分ほどで完了します(支払いはクレジットカードのみ)。最初の月は日割り計算です。
最大150Mbpsのクーポンを利用するか200kbpsかをアプリで簡単に切り替えが可能。ほんとに簡単に切り替えがで切るんです。これが
iijmioを選んだ最大の理由です。
しかも使った通信量が出てきます(3~4時間の遅れあり)ので目安になります。
使用していて分かったことですが、
ツイッターのタイムラインや
フェイスブックを閲覧するくらいなら200kbpsの
低速通信でも、すこし遅く感じるくらいでイライラを感じるほどではありませんでした。
外出先でメールや簡単な画像を送信する作業に限定するなら2G上限でも十分に使えると思います。さらに、余った容量は次月に持ち越しが可能ですので、重い画像などを送信する時だけクーポンに切り替え、あとは
低速通信に戻せば毎月900円(税別)でモバイル通信環境が得られるのです。
200kbpsの
低速通信で
iPhone4sと
Google mapで
カーナビとして使えることを確認しました。きちんと地図が追従してくれました。
メリットは、なんといっても
月額のモバイル通信料が1万円弱から3000円以内になったことと、
iPad miniが外出先でも使えること。さらに
ガラケーに戻したことで、電池の持ちがよかったことを再認識しました。2年半ほど
iPhone4sを使っているあいだ放置して、その前に3年ほど使ったソニーエリクソンの
ガラケーが1回の充電で4~5日ほど使えたのです。
デメリットは、
ガラケーの通話音質が悪いこと(スマホンは通話音質が良い)。
SIMカードと
モバイルルーターの初期投資(28000円ほど)が大きい。持ち運ぶ機器が増える。携帯メールがガラケーでしか送れない。 充電する機器が増えた(
ガラケーと
モバイルルーター)。通信制限(2Gや4Gまで)があるなどでしょうか?
これらのデメリットを埋めるほどの価値があると思う方は考えてみられたらいかがでしょうか?