源泉掛け流しの温泉で有名な、奈良県吉野郡十津川村で温泉が7月1日まで無料開放されていると聞いて行ってきました。
(「源泉かけ流し温泉感謝祭」の案内)
向かう道中、昨年の9月に襲った台風の傷跡がまだ生々しく残っていました。少しずつ復旧してきていますが、完全復興までは程遠いです。
濁流で発電所の建屋ごと流された関西電力 長殿発電所の現在です。
タービンと思われるもの3基にシートが掛けられています。この上に建屋を建設するのでしょうか?
まだ周囲は濁流で削り取られた山肌がそのまま残っています。
タービンの置かれている右側。ここに建屋の資材を置いたりするのでしょう。きれいに整地されていました。
(昨年12月の写真)
さらに右側
送電用の鉄塔と変電設備が出来上がっているようです。
濁流の被害を免れた水圧鉄管。
この中を再び水が通り抜けるのはいつになるのでしょうか?
さて温泉1ヶ所目 十津川温泉「庵の湯」です。
十津川温泉は十津川村の南部に位置し、二津野ダム湖畔の温泉地です。十津川温泉郷の中では旅館などが最も充実したエリアです。
「庵の湯」は4~5人入ればいっぱいになるくらいの小さな湯船ですが、ダム湖の水面とほぼ同じ高さにあるので、眺めは最高です。洗い場の蛇口をひねって出てくるお湯も温泉水という贅沢な温泉です。通常時の入浴料は400円です。
写真は、温泉の入り口にある飲泉場です。
つづいて温泉2ヶ所目 ホテル昴内「星の湯」です。
「庵の湯」から車で5分ほど走ったところの山間の中にある落ち着いた場所です。
温泉水をプールに引き込んだ、温水プールならぬ温泉プールが右手にあります。このプールも今回の温泉感謝祭の対象となっています。
「星の湯」の内部。ホテルに併設されている温泉とあって、内部は充実しており露天風呂・サウナ・水風呂などがあります。泉質は十津川温泉内にあるので「星の湯」と同じです。
通常時の入浴料は800円です。
ホテル昴のレストランで昼食。地元の山で採れたキノコをふんだんに使ったキノコ丼(750円)です。
温泉3ヶ所目 湯泉地温泉「滝の湯」です。
湯泉地温泉は、十津川村のほぼ中央に位置する温泉地です。周辺は十津川村役場や道の駅が立ち並ぶ十津川村のメインストリートです。
「滝の湯」は、室内にある内湯と長い階段を下りる露天風呂の2つ。 滝が落ちるすぐ横にある露天風呂は一見の価値ありです。寒くても、雨でも降りてゆきましょう。
通常時の入浴料は600円(JAFの会員証提示で割引あり)です。
温泉4ヶ所目 湯泉地温泉「泉湯」です。
今回まわった温泉の中で最後に入った「泉湯」は、「滝の湯」から車で5分くらいの場所に位置します。小さな建物で脱衣場も狭いのですが、内湯と露天風呂の2つがあります。
通常時の入浴料は400円です。
十津川温泉郷のすべての温泉に言えることですが、源泉温度が高い(60~70℃)ので、先に入っている人がいない場合は十分気をつけて入浴しましょう。手で温度を見て、熱すぎる場合は水で薄めましょう。源泉をそのまま湯船に流し入れている温泉ならではのご注意です( ̄▽ ̄)
2012年6月30日土曜日
2012年6月27日水曜日
モキ製作所 無煙炭化器と「燃焼哲学」新モデルを見せていただきました
無煙炭化器と無煙薪ストーブ「燃焼哲学」を製造するモキ製作所が製品の現物を見せに来てくれました。
写真は、焚き火のように木材を燃やすことで木炭を作ることが出来る「無煙炭化器」
軍手は大きさの比較としておいています。
M50(19,800円)は直径60cm高さ22cm容量40リットル。一番小さいモデルです。
炭化させたい材料を容器の中に入れて、一番上に火をつけると燃焼熱により、一番下が蒸し焼き状態になり炭化してゆきます。
ひとまわり大きいモデルがM100(62,800円)です。
直径100cm高さ35cm容量180リットル。M50と比べるとかなり大きいです。一度に大量の木炭を作る必要があるときにおすすめです。
「無煙炭化器」の銘板です。すべて手作り、高品質の証です。
選定枝、流木の処理など、ただ燃やして灰にしてしまうのではなく、利用価値のある木炭に変えてしまう製品でした。
木炭を農場や果樹園の土作りに、竹炭作りに、1台いかがでしょうか?
さて続いては、無煙薪ストーブ「燃焼哲学」の新製品のご紹介です。
MD80Ⅱ(199,500円)です。
人気モデルMD80ℓの後継モデル
従来モデルは扉が2枚だったのですが、ニューモデルは1枚になりました。片手で扉を開けて、もう片方の手で薪を入れることが可能になりました。
そして、「3Dストーブ」という名前の通り、ガラス窓が表に出てきました(立体?)。そのおかげで、ススが付きにくくなりました。
背面
従来モデルは地面に対して垂直でしたが、ニューモデルは少し斜めになりました(MD140Ⅱは除く)。これも排煙がスムーズになり、燃焼効率が上がります。
これは従来モデルから変わりませんが、隙間無くきっちりとした溶接部分。国内の工場で1つ1つ丁寧に手作りされています。寿命は20年以上、しかもメンテナンス(煙突掃除や灰取りを除く)はほとんどいりません。
今度のモデルから煙突が内ハメ式になりました。煙突掃除の際に、若干ストーブの上にススがこぼれたりしましたが、それがなくなります。
MD140Ⅱ(357,000円)
変更点は、MD80Ⅱでも紹介した点以外にもあります。
従来モデルは両脇に吸気口がありましたが、前面に変更されました。さらに中央にも吸気口が用意されています。
新製品はすでに販売を開始しています。少し値ごろ感がある従来モデルも僅かながら在庫が残っているそうです。まだ冬には程遠いですが、従来モデルをお考えの方はお早めにご検討くださいませm(_ _)m
写真は、焚き火のように木材を燃やすことで木炭を作ることが出来る「無煙炭化器」
軍手は大きさの比較としておいています。
M50(19,800円)は直径60cm高さ22cm容量40リットル。一番小さいモデルです。
炭化させたい材料を容器の中に入れて、一番上に火をつけると燃焼熱により、一番下が蒸し焼き状態になり炭化してゆきます。
ひとまわり大きいモデルがM100(62,800円)です。
直径100cm高さ35cm容量180リットル。M50と比べるとかなり大きいです。一度に大量の木炭を作る必要があるときにおすすめです。
「無煙炭化器」の銘板です。すべて手作り、高品質の証です。
選定枝、流木の処理など、ただ燃やして灰にしてしまうのではなく、利用価値のある木炭に変えてしまう製品でした。
木炭を農場や果樹園の土作りに、竹炭作りに、1台いかがでしょうか?
さて続いては、無煙薪ストーブ「燃焼哲学」の新製品のご紹介です。
MD80Ⅱ(199,500円)です。
人気モデルMD80ℓの後継モデル
従来モデルは扉が2枚だったのですが、ニューモデルは1枚になりました。片手で扉を開けて、もう片方の手で薪を入れることが可能になりました。
そして、「3Dストーブ」という名前の通り、ガラス窓が表に出てきました(立体?)。そのおかげで、ススが付きにくくなりました。
背面
従来モデルは地面に対して垂直でしたが、ニューモデルは少し斜めになりました(MD140Ⅱは除く)。これも排煙がスムーズになり、燃焼効率が上がります。
これは従来モデルから変わりませんが、隙間無くきっちりとした溶接部分。国内の工場で1つ1つ丁寧に手作りされています。寿命は20年以上、しかもメンテナンス(煙突掃除や灰取りを除く)はほとんどいりません。
今度のモデルから煙突が内ハメ式になりました。煙突掃除の際に、若干ストーブの上にススがこぼれたりしましたが、それがなくなります。
MD140Ⅱ(357,000円)
変更点は、MD80Ⅱでも紹介した点以外にもあります。
従来モデルは両脇に吸気口がありましたが、前面に変更されました。さらに中央にも吸気口が用意されています。
新製品はすでに販売を開始しています。少し値ごろ感がある従来モデルも僅かながら在庫が残っているそうです。まだ冬には程遠いですが、従来モデルをお考えの方はお早めにご検討くださいませm(_ _)m
2012年6月26日火曜日
薪ストーブで燃やす薪は今のうちに準備しましょう
薪ストーブのシーズンが終わって数ヶ月。
やれやれと思われているかもしれませんが、今のうちから燃料となる薪を集めていないと冬場にあせることになるだけでなく、乾燥していない生木を燃やすことになり、不完全燃焼で発生するススで煙道火災を起こすなどトラブルを生む原因になるかもしれません。
いま薪集めを開始すると、最低でも5ヶ月は乾燥させることが出来ますので生木を燃やすことだけは避けられるでしょう。本格的に暑くなる前に行動を開始しましょう!
昨年「薪入手ガイド」でご紹介した「平群堆肥サービス(奈良県生駒郡平群町)」に行ってみましたら適当な大きさに切りそろえられた薪がたくさん用意してありました。
70mほど進んだ場所にもキレイに並べて置いてありました。
冬場は薪を持って帰る人が多いので、荒れていましたが今は持って帰る人が少ないので整理整頓されていました。しかもご丁寧に車に積み込みやすい長さに切りそろえてあるのです。
そうなんです。今が薪集めの狙い目なのです!
ただし、冬と違って虫がたくさん付いていたりしますからよく払ってから車に載せてください。そうしないと、車の中が虫でいっぱいになるかもしれませんよ~
手で持って見た目より重たく感じるものは切ったばかりの生木の可能性が高いので避けましょう。重たいだけで、乾燥させるとスカスカで火持ちが悪いってこともありますからね。
それと、これだけたくさんの木を選ぶことが出来る場合は、出来るだけ広葉樹を選びましょう。針葉樹は燃焼温度は高いのですが、火持ちがよくありません。また、曲がりや枝分かれの少ないまっすぐな木を選ぶのも吉です。曲がりや枝分かれが多い木は、薪の大きさに切ったとき、場所を余分にとってしまい保存性がよくありません。
やれやれと思われているかもしれませんが、今のうちから燃料となる薪を集めていないと冬場にあせることになるだけでなく、乾燥していない生木を燃やすことになり、不完全燃焼で発生するススで煙道火災を起こすなどトラブルを生む原因になるかもしれません。
いま薪集めを開始すると、最低でも5ヶ月は乾燥させることが出来ますので生木を燃やすことだけは避けられるでしょう。本格的に暑くなる前に行動を開始しましょう!
昨年「薪入手ガイド」でご紹介した「平群堆肥サービス(奈良県生駒郡平群町)」に行ってみましたら適当な大きさに切りそろえられた薪がたくさん用意してありました。
70mほど進んだ場所にもキレイに並べて置いてありました。
冬場は薪を持って帰る人が多いので、荒れていましたが今は持って帰る人が少ないので整理整頓されていました。しかもご丁寧に車に積み込みやすい長さに切りそろえてあるのです。
そうなんです。今が薪集めの狙い目なのです!
ただし、冬と違って虫がたくさん付いていたりしますからよく払ってから車に載せてください。そうしないと、車の中が虫でいっぱいになるかもしれませんよ~
手で持って見た目より重たく感じるものは切ったばかりの生木の可能性が高いので避けましょう。重たいだけで、乾燥させるとスカスカで火持ちが悪いってこともありますからね。
それと、これだけたくさんの木を選ぶことが出来る場合は、出来るだけ広葉樹を選びましょう。針葉樹は燃焼温度は高いのですが、火持ちがよくありません。また、曲がりや枝分かれの少ないまっすぐな木を選ぶのも吉です。曲がりや枝分かれが多い木は、薪の大きさに切ったとき、場所を余分にとってしまい保存性がよくありません。
2012年6月19日火曜日
従来型資本主義の脱却。里山資本主義という生き方 エコチャンネル「里山資本主義 ~革命はここから始まる~」
一昨日に引き続き、NHKで放送された番組の中で、エコや環境問題に関連するものを無料で配信する「エコチャンネル」で配信中の「里山資本主義 ~革命はここから始まる~」をシェアしたいと思います。
「里山資本主義」という言葉を聞いて、理解できる人は少ないでしょう?
価値自体があやふやなお金を刷り続け、エネルギーや資源に投資することで、見かけの価値を上げる。お金が中心となってしまったマネー資本主義または金融資本主義などと揶揄される現在の経済に対し、里山で自然に生み出されるものに価値を見出し、生活しようという新しい生き方をこの番組の中で「里山資本主義」と名づけられています。
この番組も特集番組「フェイス(face)」で、中国地方のみに昨年末に放映されたものです。
今回は長いため2つに分割されて配信されています。
前半の出だしはギリシャのデモ隊の映像から始まります。お金でジャブジャブになったマネー資本主義から脱却しようとする強い想いが伝わってきます。
まず、 オーストリアの木材のエネルギーを循環させる事例を紹介。山で切り出された木材からペレットを作り、灯油のようにタンクローリーで各家庭に送り届けられています。北海道くらいの大きさの国で、日本で1年間に伐採される木材よりも多くを伐採している。しかも日本のように水に恵まれた国ではないのに森林はどんどん再生し続けているということに驚かされます。
家に配達されたペレットは、家庭に設置したボイラーで燃やされ、給湯・暖房に利用されます。日本のように、各部屋で独立した暖房設備ではなく、給湯と暖房がすべて1つのボイラーで供給できるのです。それは効率がよさそうです。需要がまとまれば、どんどんペレットボイラーも開発が進んでいきます。従来の薪ボイラーのときの熱効率は60%ほどだったのが、現在では90%以上にまで進化しているそうです。日本のように電気・石油・ガスと3つの利権がそれぞれ縄張りを主張していては、そうもいきません。
もうひとつの話は、前回の岡山県真庭市の製材メーカーの取り組みが評価されて、高知県知事に乞われ森林資源を活かすプロジェクトを任されました。高知県は実に84%の面積が森林だそうで、木材だけでなくエネルギーなどの新たな価値が生まれると、地域も大きく変わるでしょうね。
後半は、日本国内で里山を活かす取り組みが紹介されています。
まずは、広島県庄原市のマツタケ山再生事業のお話。マネー資本主義は、投資したものはごくわずかな期間に結果を求めようとしますが、里山資本主義の考え方は短期間に結果を求めようとしない。体を動かすことが目的となるため、投資が失敗に終わったとしても楽しければそれでよいという考え方が非常に印象に残りました。皆が山に分け入り、協力し合うことに楽しみを見出すために、それが結果を生まなかったとしても良いのだそうです。それを聞くだけでもいろいろ挑戦のしがいが出てきますよね。
つづいて、山口県周防大島の事例の紹介。周囲を海に囲まれた島の利を活かして、みかん畑に50倍に薄めた海水を散布する。それだけで病害虫に強くなるという。さらに、魚をさばいたあとの不要部分を魚屋さんから貰ってきて肥料にしているという。いずれもタダで、特色のある農業が出来ている。漁師が取ってきた身近な魚のみを展示する、魚食文化学べる水族館。いま周防大島にはUターンIターンが増えていて、皆が里海と里山に魅力を感じて、その価値をさらに高める生活を送っているそうです。
ここまで映像を見ていて気づいたことは、資本主義では当たり前だと思っていた「お金」の存在がないことに気づきました。マネー資本主義(金融資本主義)の問題点をよくわかっているつもりの私でさえ、何か新たなことをするには「資本=お金」がいるものだと思い込んでしまっていました。しかし、この映像に写っている方々には自然があれば何でも出来るんだという想いが、「自然」「労働」「友情」を資本にしているんだと分かりました。
資本主義は儲けるか儲けないか、お金が多いか少ないか、世の中に勝ちと負けを作ってしまいました。私は人の前で資本主義について批判することもありましたが、決まって「じゃあ共産主義がいいの?」 と言われました。世の中には資本主義と共産主義の2つしかないと思い込んでいる人が多いのだと思います。いずれは新しい言葉が作られる事を望みますが、資本主義と共産主義の2つしかないと思い込んでいる人でもしっくりくる言葉として「里山資本主義」という生活様式を提案してゆきたいと思います。
「里山資本主義」という言葉を聞いて、理解できる人は少ないでしょう?
価値自体があやふやなお金を刷り続け、エネルギーや資源に投資することで、見かけの価値を上げる。お金が中心となってしまったマネー資本主義または金融資本主義などと揶揄される現在の経済に対し、里山で自然に生み出されるものに価値を見出し、生活しようという新しい生き方をこの番組の中で「里山資本主義」と名づけられています。
この番組も特集番組「フェイス(face)」で、中国地方のみに昨年末に放映されたものです。
今回は長いため2つに分割されて配信されています。
前半の出だしはギリシャのデモ隊の映像から始まります。お金でジャブジャブになったマネー資本主義から脱却しようとする強い想いが伝わってきます。
まず、 オーストリアの木材のエネルギーを循環させる事例を紹介。山で切り出された木材からペレットを作り、灯油のようにタンクローリーで各家庭に送り届けられています。北海道くらいの大きさの国で、日本で1年間に伐採される木材よりも多くを伐採している。しかも日本のように水に恵まれた国ではないのに森林はどんどん再生し続けているということに驚かされます。
家に配達されたペレットは、家庭に設置したボイラーで燃やされ、給湯・暖房に利用されます。日本のように、各部屋で独立した暖房設備ではなく、給湯と暖房がすべて1つのボイラーで供給できるのです。それは効率がよさそうです。需要がまとまれば、どんどんペレットボイラーも開発が進んでいきます。従来の薪ボイラーのときの熱効率は60%ほどだったのが、現在では90%以上にまで進化しているそうです。日本のように電気・石油・ガスと3つの利権がそれぞれ縄張りを主張していては、そうもいきません。
もうひとつの話は、前回の岡山県真庭市の製材メーカーの取り組みが評価されて、高知県知事に乞われ森林資源を活かすプロジェクトを任されました。高知県は実に84%の面積が森林だそうで、木材だけでなくエネルギーなどの新たな価値が生まれると、地域も大きく変わるでしょうね。
後半は、日本国内で里山を活かす取り組みが紹介されています。
まずは、広島県庄原市のマツタケ山再生事業のお話。マネー資本主義は、投資したものはごくわずかな期間に結果を求めようとしますが、里山資本主義の考え方は短期間に結果を求めようとしない。体を動かすことが目的となるため、投資が失敗に終わったとしても楽しければそれでよいという考え方が非常に印象に残りました。皆が山に分け入り、協力し合うことに楽しみを見出すために、それが結果を生まなかったとしても良いのだそうです。それを聞くだけでもいろいろ挑戦のしがいが出てきますよね。
つづいて、山口県周防大島の事例の紹介。周囲を海に囲まれた島の利を活かして、みかん畑に50倍に薄めた海水を散布する。それだけで病害虫に強くなるという。さらに、魚をさばいたあとの不要部分を魚屋さんから貰ってきて肥料にしているという。いずれもタダで、特色のある農業が出来ている。漁師が取ってきた身近な魚のみを展示する、魚食文化学べる水族館。いま周防大島にはUターンIターンが増えていて、皆が里海と里山に魅力を感じて、その価値をさらに高める生活を送っているそうです。
ここまで映像を見ていて気づいたことは、資本主義では当たり前だと思っていた「お金」の存在がないことに気づきました。マネー資本主義(金融資本主義)の問題点をよくわかっているつもりの私でさえ、何か新たなことをするには「資本=お金」がいるものだと思い込んでしまっていました。しかし、この映像に写っている方々には自然があれば何でも出来るんだという想いが、「自然」「労働」「友情」を資本にしているんだと分かりました。
資本主義は儲けるか儲けないか、お金が多いか少ないか、世の中に勝ちと負けを作ってしまいました。私は人の前で資本主義について批判することもありましたが、決まって「じゃあ共産主義がいいの?」 と言われました。世の中には資本主義と共産主義の2つしかないと思い込んでいる人が多いのだと思います。いずれは新しい言葉が作られる事を望みますが、資本主義と共産主義の2つしかないと思い込んでいる人でもしっくりくる言葉として「里山資本主義」という生活様式を提案してゆきたいと思います。
2012年6月17日日曜日
眠るエネルギーを発掘せよ!エコチャンネル「里山に眠る“エネルギー” 」
NHKで放送された番組の中で、エコや環境問題に関連するものを無料で配信する「エコチャンネル」に大変気になる番組があったのでご紹介したいと思います。
中国地方のローカル特集番組「フェイス(face)」で昨年に放映された「里山に眠る“エネルギー” 」です。
戦後、日本人は大量の外国の製品を輸入しはじめました。あたりまえのように、食料やエネルギーを輸入に頼るようになりましたが、元々はすべて国内で自給自足していたものであることを忘れてしまっているのではないでしょうか?特に電気は石油や原子力で生み出すものと、長いあいだ信じ込まされているのではないかと思います。
前半は、里山から切り出した木の枝などを、「ロケットストーブ」と呼ばれるストーブで燃やし、米などを炊く自給自足生活を送っている方のお話です。電気で炊くご飯と違って、遠赤効果でお米の芯までまんべんなく火が入るため、ふっくらとしておいしいそうです。私も今年の冬は薪ストーブで毎日ご飯を炊いていましたが、あの味をたくさんの人に知って欲しいな~と思っておりました。
後半は、岡山県真庭市の製材メーカーのお話。木を加工するときに出る木くずなどを燃やして、発電機を回して工場の電気をまかなうだけでなく、売電収入も上げているそうです。元々はごみだと思ってお金をかけて処理をしていたものが、逆に価値のあるものに変えてしまったわけです。
よく考えてみると、この2つの例は昔の日本では当たり前のように行われていたことだと思うのです。昔はごみ収集車などなかったはずです。木のくずや食べ物のくずなどは、燃やして暖をとったり、畑や山に撒いて農作物の成長を助けるものとして利用していました。それを現代人は外国からものを買い、さらに処分するためにまたお金を支払うという資本主義の歯車を回す手伝いをしてしまっていたのです。それが本当に「豊かさ」なんでしょうかね?自然から得られるものを「無料」で頂き続けることこそが、本当の「豊かさ」ではないかと私には思えて仕方がありません。
中国地方のローカル特集番組「フェイス(face)」で昨年に放映された「里山に眠る“エネルギー” 」です。
戦後、日本人は大量の外国の製品を輸入しはじめました。あたりまえのように、食料やエネルギーを輸入に頼るようになりましたが、元々はすべて国内で自給自足していたものであることを忘れてしまっているのではないでしょうか?特に電気は石油や原子力で生み出すものと、長いあいだ信じ込まされているのではないかと思います。
前半は、里山から切り出した木の枝などを、「ロケットストーブ」と呼ばれるストーブで燃やし、米などを炊く自給自足生活を送っている方のお話です。電気で炊くご飯と違って、遠赤効果でお米の芯までまんべんなく火が入るため、ふっくらとしておいしいそうです。私も今年の冬は薪ストーブで毎日ご飯を炊いていましたが、あの味をたくさんの人に知って欲しいな~と思っておりました。
後半は、岡山県真庭市の製材メーカーのお話。木を加工するときに出る木くずなどを燃やして、発電機を回して工場の電気をまかなうだけでなく、売電収入も上げているそうです。元々はごみだと思ってお金をかけて処理をしていたものが、逆に価値のあるものに変えてしまったわけです。
よく考えてみると、この2つの例は昔の日本では当たり前のように行われていたことだと思うのです。昔はごみ収集車などなかったはずです。木のくずや食べ物のくずなどは、燃やして暖をとったり、畑や山に撒いて農作物の成長を助けるものとして利用していました。それを現代人は外国からものを買い、さらに処分するためにまたお金を支払うという資本主義の歯車を回す手伝いをしてしまっていたのです。それが本当に「豊かさ」なんでしょうかね?自然から得られるものを「無料」で頂き続けることこそが、本当の「豊かさ」ではないかと私には思えて仕方がありません。
2012年6月10日日曜日
鶴見緑地にニホンミツバチがいた(大阪府大阪市鶴見区)
鶴見緑地(大阪府大阪市鶴見区)のシロツメクサ(通称:クローバー)の花にニホンミツバチが訪花していました。
シロツメクサは小さな花がたくさん集まった構造をしているので、蜜を集めるのも一苦労です。
とはいっても、同じ花でじっくりと蜜集めをするわけでなく、2~3個の花の蜜を吸ったら次へ行くようです。
脚には花粉の団子を付けています。ミツバチは花から花粉も集めています。花粉は幼虫のえさになります。
シロツメクサは小さな花がたくさん集まった構造をしているので、蜜を集めるのも一苦労です。
とはいっても、同じ花でじっくりと蜜集めをするわけでなく、2~3個の花の蜜を吸ったら次へ行くようです。
脚には花粉の団子を付けています。ミツバチは花から花粉も集めています。花粉は幼虫のえさになります。
ニホンミツバチへの関心を深めていただくことを目的に
勝手に「ニホンミツバチを守ろう」運動をフェイスブックで行っています。
たくさんの方々の「いいね!」をお待ちしておりますm(_ _)m
2012年6月8日金曜日
伊丹スカイパーク・千里川土手で飛行機を見る(兵庫県伊丹市)
伊丹に行く用事があったので、伊丹スカイパークで大阪空港(兵庫県伊丹市)に離着陸する飛行機を見てきました。
A滑走路(1828m)から離陸するJAL機。
B滑走路(3000m)から離陸するANA機。
伊丹スカイパークの駐車料は、20分毎に100円です。
駐車券に書かれているキャラクター「ヒコまる」がかわいい♪
続いて有名なスポット、「千里川土手」にやってきました。B滑走路への着陸する飛行機が間近で見ることができます。
プロペラ機よりもジェット機のほうが、迫力は数倍です!飛行機が通り過ぎたあとに数秒遅れでつむじ風が巻き起こりますので、傘をさしたり帽子をかぶっている人は要注意です。
飛行機が通る真下は迫力十分ですが、もうすこし横から撮影したら飛行機全体が映っていいのでは?と後になって思いました。
次回行ったときはそうします^^
A滑走路(1828m)から離陸するJAL機。
B滑走路(3000m)から離陸するANA機。
伊丹スカイパークの駐車料は、20分毎に100円です。
駐車券に書かれているキャラクター「ヒコまる」がかわいい♪
続いて有名なスポット、「千里川土手」にやってきました。B滑走路への着陸する飛行機が間近で見ることができます。
プロペラ機よりもジェット機のほうが、迫力は数倍です!飛行機が通り過ぎたあとに数秒遅れでつむじ風が巻き起こりますので、傘をさしたり帽子をかぶっている人は要注意です。
飛行機が通る真下は迫力十分ですが、もうすこし横から撮影したら飛行機全体が映っていいのでは?と後になって思いました。
次回行ったときはそうします^^
2012年6月4日月曜日
世界遺産 丹生都比売神社に行ってきました(和歌山県伊都郡かつらぎ町)
和歌山市内で用事を済ませた帰り道に、前々から気になっていた「丹生都比売神社→9km」という案内標識に引き込まれるように行ってしまいました。
紀ノ川沿いから国道480号を高野山方向へ、途中の案内標識に従い左折、いずれも激しい上り坂です。紀ノ川沿いからの標高差420m上ったところに丹生都比売神社(和歌山県伊都郡かつらぎ町)があります。
第1駐車場と第2駐車場がありますが(いずれも無料)、第1駐車場に駐車しましょう。ごらんのような鳥居を抜けて、大きな太鼓橋を渡ることが出来ます。
(丹生都比売神社の地図)
太鼓橋を第2駐車場から見たところ。標高500mで周囲は山しかありませんから鳥やカエルの鳴き声しか聞こえません。いるだけでリラックスできるような不思議な場所です。
ユネスコの世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)にも登録されています。
太鼓橋を渡るともう1つ鳥居があり、その先に楼門(拝殿)があります。
楼門の裏には、丹生都比売大神、市杵島比売大神(厳島神社と同じ神様)などが奉られている祠が立ち並んでいます。
全国の丹生都比売を祀る神社の総本山となっているそうです。
紀ノ川沿いから国道480号を高野山方向へ、途中の案内標識に従い左折、いずれも激しい上り坂です。紀ノ川沿いからの標高差420m上ったところに丹生都比売神社(和歌山県伊都郡かつらぎ町)があります。
第1駐車場と第2駐車場がありますが(いずれも無料)、第1駐車場に駐車しましょう。ごらんのような鳥居を抜けて、大きな太鼓橋を渡ることが出来ます。
(丹生都比売神社の地図)
太鼓橋を第2駐車場から見たところ。標高500mで周囲は山しかありませんから鳥やカエルの鳴き声しか聞こえません。いるだけでリラックスできるような不思議な場所です。
ユネスコの世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)にも登録されています。
太鼓橋を渡るともう1つ鳥居があり、その先に楼門(拝殿)があります。
楼門の裏には、丹生都比売大神、市杵島比売大神(厳島神社と同じ神様)などが奉られている祠が立ち並んでいます。
全国の丹生都比売を祀る神社の総本山となっているそうです。
2012年6月3日日曜日
京都美山 かやぶきの里に行ってきました(京都府南丹市美山町)
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