葛城山は大阪府と奈良県の県境にある標高959mの山です。金剛山地の一つで、金剛山より北にあります。葛城山へは10年以上前にロープウェイを使って登っただけで、歩いて登ったことがありませんでした。
旧国道309号の水越峠から登りました。水越峠を通り越して、すこし大阪側に車を走らせると無料の駐車場があります。水越峠付近の国道は道幅が狭く、見通しが悪いので絶対に駐車しないようにしましょう。
(標高約490m)
駐車場から200mほど国道を戻ると登山道の入口がありますが、ここから登るとかなり急な階段を登らなくてはいけませんから、50m先の水越峠から登ります。(すぐに合流します)
ちなみに左が葛城山の登り口で、右が金剛山の登り口になっています。金剛山地の稜線を走るダイヤモンドトレールと国道309号の合流点になっているのです。
ここが水越峠です。奈良県と大阪府の県境です。左に登り口があります。
たくさんの駐車車両があります。道幅が狭いので駐車はやめましょうね。
(標高約520m)
これが登り口です。この横を流れる川の水は飲むことができます。
しばらく緩やかな石畳を歩きます。
ここからは石の階段になり少し急になってます。この横を流れている小川が不思議なんです。急に川がなくなるのです。動画を撮りました。
結構な水量を誇る川があるのに、その上は石がゴロゴロ。
不思議な光景です。
川がなくなると、日光を遮っていた木々もなくなり景色が広がります。石の階段もさらに急になります。振り返ると金剛山が見えます。
(標高約620m)
金剛山とヤマザクラ
前方の高い山が金剛山です。
ヤマザクラはほぼ満開です。
石の階段のつぎは木の階段です。かなり急な場所もあるので、ゆっくりと体力を温存しながら登ってください。
木の階段が終わるとすこし平坦な道があります。
(標高約700m)
平坦な道が終わる頃に、自然保護を訴える看板がありました。稀少動植物が生息しているそうです。そっとしておきましょう。
ここからは標高差140mを一気に登ります。ここで休憩しといた方がいいです。
急で長い登りです。
途中で数回の息抜きポイントがありますが、一番の難所です。
急で長い登りが終わると案内板がありました。
「葛城山1.3km 水越峠1.2km」
えっ!これだけ登って来たのにまだ半分もすぎてないのですか~
いえいえ、距離は半分ですが、登りのほとんどは終了です。あとは平坦な道をすすむだけです。
(標高約840m)
右に大和平野、左にヒノキの植林を見ながらゆるやかな稜線を登ってゆきます。
おっ!急に回りの雰囲気が一気に変わり、だだっ広い原っぱに出て来ました。
葛城山の山頂付近は葛城高原と呼ばれていて、四季折々の植物が植えられています。
名物のつつじは、まだ堅いつぼみのままでした。まだ葉っぱも出ていません。5月中旬から下旬に見ごろを迎えるそうです。
むこうに見えるのは金剛山です。
八重桜もまだつぼみのままでした。
ヤマザクラは少し開花していました。
葛城山山頂(標高959m)です。
この葛城高原はかなり広く、つつじ園だけでなく国民宿舎や自然散策道などもあります。ちょっと周辺を散策してみました。
「婿洗いの池」だそうです。
それにしても身勝手なご由緒です^^
婿洗いの池が谷のすき間に見えます。
婿養子だけはこの池に近づかない方がいいですね。
葛城山ロープウェイの葛城山頂駅です。
つつじの季節になれば1時間以上待たされることもあるそうです。
GPSロガーで測位した軌跡をGoogleEarthで表示させました。最初の半分は急な登りで、後半は緩やかな登りであることがよくわかります。緑色に見える植林部分をあまり通らずに、自然林が多いのも特徴です。杉やヒノキの植林は、日光が遮られて陰気な感じがしますものね。
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