2013年5月2日木曜日

藤棚にたくさんのハチたちが訪花していました

近所の公園の藤棚に藤の花がたくさん咲いていました。
たくさんのミツバチクマバチも訪れてしきりに蜜や花粉を集めていました。
小学生時代には、学校の藤棚にもたくさんのクマバチが訪れていて藤棚には近寄らないようによく言われましたが、実際にはミツバチクマバチは滅多なことでは刺さないのです。
そのことがよく分かる動画を見つけましたので、どうぞ参考にしてください。


野生のニホンミツバチは非常におとなしく、巣箱に近づいたりしたくらいでは刺しません。
養蜂に使われるセイヨウミツバチは巣箱の近くに寄ると刺すことがあります。セイヨウミツバチは周囲の環境にストレスを感じたときにも巣を移ることをしないため、巣に近づく物を排除する働きがあるのだと思います。
それぞれ違いはありますが、巣箱を離れて訪花しているときは攻撃することは滅多にありません。
ミツバチの針には「かえし」が付いていて、1回刺すと抜けなくなりミツバチの体内で毒嚢(どくのう)ごと切り離してしまいます。その毒がミツバチの体内に回り、かなりの確率で死んでしまうのです。刺すことは自らの命を絶つことに直結するわけですが、巣の周りでは女王蜂をはじめ多数の仲間を守るために自らの命を差し出します。巣から離れると守るべきは自分の命だけなので自らの命を賭ける意味もないという訳でしょう。

クマバチミツバチの仲間で、非常におとなしい種類です。スズメバチのように体が大きく、羽音に凄みがありますが、スズメバチの威を借って襲われにくくしているそうです。
ミツバチと違って1匹で行動するため、オスも訪花して蜜や花粉を集めます。オスは針を持たないので刺すことが出来ません。ハチやアリの仲間は、産卵管が進化して針を形成しているので、オスは針を持っていないのです。
ミツバチのオスは蜜を集めたりせずに、巣の中で餌をもらって生活していますが、クマバチは単独行動ですのでオスも生きるために蜜や花粉を集めるのです。すなわち、訪花しているクマバチの半分が攻撃できないオス蜂なのです。

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