2009年6月18日木曜日

まりもの阿寒湖へ訪れたら絶対に遊覧船に乗るべし!(北海道釧路市阿寒町) with GPSロガー

まりもで有名な阿寒湖(北海道釧路市阿寒町)は、全域が阿寒国立公園内に含まれ道東を代表する観光地です。しかし、阿寒湖周辺の珍しいものを売っているお店や観光スポットを見て回るだけでは阿寒湖へ訪れた意味がありません!阿寒観光汽船遊覧船に乗ってこそ阿寒湖へ来た甲斐があるのです。私も何回か阿寒湖へ訪れていますが、今回初めて遊覧船に乗ってそれをヒシヒシと感じました。
85分間の船旅の出発です!遊覧船乗り場(右側)やホテルがみるみる小さくなっていきます。
遊覧船乗り場の12km先のチュウルイ島が見えて来ました。この裏手にあるまりもの生息地は厳しく立ち入りが禁止されていますので、このチュウルイ島にあるマリモ展示観察センターまりもとご対面です。(チュウルイ島の位置を確認)
面積6800㎡、周囲360mのチュウルイ島に到着です。阿寒湖の中にある大小の島々の中で、唯一人が訪れることができる島だそうです。
マリモ展示観察センターで生のまりもとご対面です^^。野生のまりもは天然記念物ですから採集はおろか、生息地には近づくことさえできません。ここでしか見ることができない貴重なものなのです。観光地である阿寒湖温泉街では、まりもの姿は見ることができませんからね。
北海道土産の養殖まりもは、実は養殖ではなくシラルトロ湖という釧路湿原近くの湖でとれた近縁種を丸めたものです。乱獲が問題になっており、こちらも絶滅の危機にさらされているそうです。
約15分のまりもとの対面を終えると遊覧船滝口の方向へゆっくりと進みます。目の前にそびえる山は「雄阿寒岳(おあかんだけ)」です。あいにくの天気で山頂付近は雲がかかってしまいました。湖面すれすれに育ってる木々たちも自然の雄大さを感じますねー(写真の位置を確認)
おそらく昔は湖の底も山だったのではないでしょうか。何らかの原因で湖の水位が上がったため、湖面すれすれまで木々が育っているのだと思います。それにしても、手つかずの自然が多く残っているのは奇跡に近いですね。これを今まで守りつづけてきた人々に感謝です。(写真の位置を確認)
滝口に到着。阿寒湖の水門があります。阿寒川へ流れ出る水を調整しています。この水門の奥にがあります。そのため滝口という名前がついたのでしょう。(滝口の位置を確認)
滝口へ往復する水面は水路のように狭いところを通ります。まん中に見えるような小さい島がたくさん点在します。しかし、こんな小さな島にも大木が茂っているとはものすごい生命力ですね。(写真の位置を確認)
見るものが全て初めての約1時間半の旅が終わりました。よい時間を過ごさせてくれる遊覧船でした。ありがとう!
阿寒観光汽船遊覧船が辿った経路をGPSロガーで記録してみました。まず、まっすぐ北上して約13km先のチュウルイ島に向かい、そのあと東側の自然豊かな岸沿いをゆっくりと進んで、滝口に向かいました。

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