これから行う実験で、夏を屋外で楽しくすごす方法&停電による危機を乗り切る方法が得られるかもしれません。
皆さんは、アウトドアでバーベキューをしたときなどに扇風機が欲しいとか携帯が切れて困ってしまったことは無いでしょうか?また、計画停電は回避できそうですが、天災による停電で情報が寸断されてしまう不安や、小さいお子様やお年寄りが熱中症でやられてしまう心配などをどこでも手に入る自動車のバッテリーで緩和させようという試みです。
ホームセンターやカーショップなどで必ず手に入ります。
写真は軽自動車用バッテリーです。容量は40Ahです。安いときは2千円ほどで売っています。
もうひとつ必要なのは、バッテリーの直流12Vを交流100Vに変換するDC-ACインバーターです。
今回使っているのは瞬間最大300W、定格150Wのものです。
(アマゾンで同クラスの製品は2千円程度で売ってました→コレ)
たいていこのような製品はシガー用プラグが取り付けられていますので、端子の先端をクリップ(バッテリーの写真を参照)に取り替える必要があります。
【では実験開始!】
8:45 実験開始!
ただ屋外で扇風機を回すのはもったいないので、薪置き場で扇風機を回して薪の乾燥に役立つようにしております^^;
もちろん扇風機の強さはフルパワー(強)です。
弱く設定するとバッテリーの持ちはさらによくなると思います。
12:30 3時間45分経過
まだ扇風機は勢いよく回っております。スタート時は扇風機の影が西に向いていましたが、正午を過ぎて北を向いているのが分かります。(写真右側が北)
13:45 5時間経過
見に行くと扇風機が停止していました。このことから不在であった3時間45分~5時間の動作時間だと思われますが、これまで室内で行った実験では平均4.5時間でした。
停電時に4時間以上も扇風機が使えるとしたら、急な停電でもちょっと安心じゃないでしょうか?
扇風機の消費電力は43W、仮に4時間の動作したときの電力量は・・・
43(W)×4(h)= 172(Wh)
40Ahの自動車用バッテリーに蓄えられている電力量は・・・
40(Ah)×12(V)= 480(Wh)
あれれっ?バッテリーに蓄えられている電力量の半分も使ってないんじゃない?と思われるかもしれませんが、DC-ACインバーターの変換ロスなどで熱となって逃げてしまいます。また、扇風機などモーターやトランスを使用した製品は消費電力よりも強い電流が流れてしまう特性があり、それもロスとなってしまっています。
扇風機などを使わないとして、200Wh使えると仮定した場合の私の身の回りにある電気製品の使用時間を計算してみることにします。
iPhoneの充電器(15W) 13時間
auの携帯充電器(11W) 18時間
ノートパソコン(56W) 3.5時間 (内蔵バッテリーを一切使わない場合)
20インチ地デジTV(75W) 2.6時間
電気がまったくない状態でこれだけの時間を電気製品の恩恵を得ることができるのは、アウトドア時や緊急時でも非常に頼もしいのではないでしょうか?
自動車用バッテリーを長持ちさせるコツ
放電したあとは速やかに充電し、満充電で保管するようにしてください。放電したあと2日も放置したままにしておくと元の容量に戻らなくなるなります。また、満充電にした場合でも、使用しない場合は1ヶ月に1回は継ぎ足し充電を行ってください。
(アマゾンで自動車用充電器ですと安価でおすすめなのは→コレ)
大変参考になりました!
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