2015年12月18日金曜日

「生命」をいただくありがたさがわかった。

 二上山の登山道でフユイチゴを見つけました。酸っぱさの中にほのかな甘さがあります。焼酎に漬けると2〜3ヶ月ほどで見事なピンク色のフユイチゴ酒ができます。効能を調べると「強精」だそうです。冬の寒さに耐えて実るかわいい果実はかわいくない力を秘めていますね(;^_^A
それと我が家で採れた白菜。左は普通の畑で従来の耕して肥料を与えて作ったもの。右は耕さず肥料も与えない自然農法で作った白菜。
葉をそれぞれはがして見比べてみました。左が普通栽培物、右が自然農法
放ったらかしなのにも関わらず、虫にほとんど齧られていません。なぜでしょう?
人が世話し過ぎると、植物は防疫体制を忘れてしまうからです。生き物を頂くということは、その食物が積み重ねてきた免疫などを全て身体に取り込み、身に纏うことなのだと思います。大量生産で薬や肥料をばらまいて人が手をかけすぎてしまった農作物など、ただ腹を膨らませるためのものになってしまっているんじゃないでしょうか。
食べ物といえば、カロリーやビタミンなどの栄養素の存在ばかり気にしてしまいますが、すべて元々生きていたものをいただいています。その食物がもっていた「生命」をいただいているという意識が薄れていますね。

フユイチゴの効能や自然農法の白菜を見ると、食べる前に手を合わせて「いただきます」という本当の意味が、ここに隠されているように思えてなりません。
両方の白菜を囲炉裏がある友人宅に持ち込んで、それぞれありがたくいただきました。

ごちそうさまでした(-人-)

関連ブログ→ 不耕起・無肥料栽培の自然農法と通常栽培を見比べる

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