2012年10月11日木曜日

古民家に薪ストーブと煙突を取り付け工事

7月に薪ストーブ燃焼哲学MD140Ⅱ(新型!)」のみをお買い上げいただいていたお客様宅で、煙突取り付け工事に立ち会ってきました。
大工さんが大変困られたのは、築100年近くの古民家のため、メガネ石を取り付ける穴を壁に開けてしまうと壁全体が脱落してしまわないかという心配でした。そこで部屋側の壁にコンパネを仮止めして、外から慎重に穴を開けていきました。この方法だと、壁が落ちることが防げますし、部屋の中にホコリが落ちることも少ないので一石二鳥です☆
メガネ石の角を面取りしているところ。
通常ならメガネ石を木枠で囲って壁に取り付けるのですが、できるだけ穴の径を小さくおさめてしまいたいので、囲わずにそのまま壁に取り付けることになりました。脱落を防止するためのコーキングがくっつきやすいようにしているのです。普通、メガネ石は削ったり切ったりすることはありません。
メガネ石も無事に収まり、ストーブからメガネ石への煙突もつけました。
続いて、軒下にも煙突を固定します。
軒下に煙突を固定しやすいように角材を取り付けていただきました。


軒からの立ち上がりとPトップを取り付けて完成。風で飛ばないように針金で屋根と地面から支えるようにしてもらっています。
フローリングの上に直接置いてもいいですが、灰や火の粉で床が汚れないように、難燃性の珪酸カルシウム板(通称ケイカル板)を敷いてその上に薪ストーブを載せることをおすすめしています。見た目さえ気にしなければ、高価な炉台やレンガの炉壁などを作る必要はないのです。これで設置コストは大幅に安くすることができますよ。
ただし、こちらのお宅は煙突の横引きが2.5m(できれば2m以内におさめたい)と長くなってしまいますので、予想以上に燃え方が弱い場合は、ストーブ本体を壁に近づけ、壁に珪酸カルシウム板を立てかけて遮熱をするか、軒からの立ち上がりの煙突を1mほど継ぎ足す必要があります。このことは予めお客様にお伝えしてあります。新製品の燃焼哲学は、煙を排出するパワーがさらに向上していますのでおそらくその心配もないかと思っています。
薪ストーブに点火する季節までもうすこし♪楽しみですね^^

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