吉野町から大台ケ原へと向かう国道169号を大迫ダムのアーチの上で左折し、3kmほど細い道路を進んでいくと、秘湯中の秘湯「入之波温泉 山鳩湯(しおのはおんせん やまばとのゆ)」があります。
元々この周辺には、かつて将軍様の旅の疲れを癒したと伝えられる湯治場「五色湯」という温泉がありましたが、大迫ダムの建設でダム湖の中に沈んでしまったそうです。そこで、ダム湖畔に山鳩湯を新たに掘り出したそうです。
ここに来る数100m手前に、 五色湯という温泉がありますが当時の「五色湯」とはまったく関係がなく、泉質も山鳩湯と比べると雲泥の差があります。
(山鳩湯の地図)
階段を下りると入り口があり、さらに階段を下りると温泉があります。
かなり急な階段ですので、お年寄りと同行される場合は足元にご注意してくださいね。
お分かりでしょうか?まっ茶色の温泉と、まるで鍾乳洞のような湯船の形を・・・・
温泉に含まれる鉄分やカルシウムが非常に濃いため、湯船の周りに付着してこうなったそうです。この成分の濃い温泉を飲泉することも出来ますよ。
温泉成分表。
ナトリウム 炭酸水素塩・塩化物泉
源泉温度39℃ 加温して掛け流されています。
ダム湖畔を望む露天風呂からの景色は抜群です。
掛け流されている温泉が通るところは湯船と同様、鍾乳洞のようになっています。
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