2010年12月26日日曜日

アコースティックリバイブCD消磁機で電池を消磁してみると・・

アコースティックリバイブっていうメーカーは、たくさんのオーディオ用音質改善装置を販売しているメーカーなんですが、他メーカーにはない変った視点で製品を産みだしているのが特徴です。そんなことから、一部では怪しいとかオカルトとか言われたりしていますが、確実に効果を上げているのも事実です。10年近く前に購入したCD消磁機もその一つですが、部屋を片づけていると出てきたので懐かしくていろいろと試してみました。
「CD?消磁?」と不思議に思われる方が多いと思いますが、実はCDの盤面に印刷されている塗料や鏡のように加工されている部分(素材はアルミ)の不純物に微量の磁性体が含まれていて、CDの回転時に内部の回路に電磁誘導で微弱な電流を発生させてしまうのです。ごく最近では計測技術の向上で水にも微弱な磁力をもつことが分かりましたので、CDの盤面自体も磁力を帯びてしまっているかもしれません(その記事)。理論は置いといても、CDを消磁させると音質が鮮明になるのは確かです。

 初期のCD-Rも製造時に消磁されていた
CD-Rが世の中に出始めたころ(1枚1000円程度)はTDKなどの大手メーカーは、記録時のエラーを少しでも下げるために、出荷前に消磁していました。その後、海外から安価なものが輸入されるようになってからコスト削減のため廃止されたそうですが、磁気はいろいろなものに影響を与えるようです。

そんな多方面(?)で活躍している消磁機が、直流電流を発生させる電池を消磁しても音が変化するかを試してみたいと思います。
前にニゲカスハンダ実験の際に登場したSONYのリニアPCMレコーダーを再登場させて、一度録音した後に電池を消磁し、再度録音してみて、録音した音に変化があるかを確認してみます。 
電池を消磁させて、リニアPCMレコーダーの動作に変化があれば必ず記録される音に変化があるはずです。
アコースティックリバイブ RD-1(現行モデルはRD-3だったかな?)の上にエネループを装着したリニアPCMレコーダーの電池ケースごと乗せて消磁させます。消磁の原理はブラウン管テレビを消磁させる機構と全く同じです。 
消磁時間は約10秒、ボタンを押すと小さく「ブーン」と音がして徐々に消えていきます。パイロットランプが完全に消えたら消磁完了です。念のため裏返しにして、もう一度消磁させました。

さて、消磁前後の音声を聞いてみてください。
消磁前の音声を聞く (ダウンロード
消磁後の音声を聞く (ダウンロード
ヘッドフォンで聞いていただくとよくお分かりいただけると思います。
最初から10秒くらい経過したあたりの「水が滴る音」を聞いていただくとよくわかると思います。水が生き生きと流れているように感じられるはずです。

なぜ電池を消磁すると音が変化するのか?
交流信号ですと磁界がインピーダンス(抵抗)を増大させるのは理解できますが、直流がなぜ影響を受けるのか?その答えははっきり言って分かりません。
憶測の範囲内ですが、あえて考えられる理由を挙げるのでしたら「完全な直流は存在しない」と言うことではないでしょうか?電池などの直流電源が常に同じ電圧・電流を供給し続けているわけではありません。電池内部では酸化・還元という化学反応で電気を産みだしていますが、周囲の温度変化などたくさんの要因で揺らぎが生じます。また負荷する機器側も、常に同じ電力を必要とするわけではなく、交流信号を出力する回路やモーターを駆動する回路などに必要な電力もそれに応じて揺らぎが生じるはずです。
電気の揺らぎがあるということは、交流のように磁界の影響をわずかながら受けるということも考えられるのではないでしょうか?あくまで憶測の域を越えませんが、効果が現れている以上、なにかの理由があるのだと思います。


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