2015年6月30日火曜日

耕起栽培と無耕起栽培の違いが発芽直後に早速わかった!

ポップコーンの種を耕起栽培無耕起栽培とに植えつけてみたのですが、発芽直後にもその違いが現れていてびっくりしています。
上の写真は、土を耕起して肥料などを足す慣行農法の畑に植えたポップコーン。すべての葉が虫にかじられています。
こちらも慣行農法で植えた芽。1つは葉がかじられすぎて、軸だけになってしまっています。これでは「農薬を散布しなければいけない」と考えてしまうのも自然な流れなのかもしれません。
一方、こちらは無耕起無肥料自然農法に植えた芽。どちらのにも同じ日(15日前)に種を播いています。
すこし虫にかじられたところも見受けられますが、見るからに元気に育っているようにみえます。

なぜこのような違いが発生するのでしょうか?
私の勝手な想像ですが、耕起栽培雑草が生えてもすぐに耕され土壌が常に露出した状態になります。枯れ草などの有機物が極端に少ない状態になります。有機物が少なければそれを無機物に分解する微生物も少なくなります。そのために肥料を与えなくてはいけなくなるのです。
一方、無耕起栽培は、四季折々の雑草が生えます。土と地上の間には枯れた雑草が積み重なって層になっています。その枯れた雑草を分解する微生物が住み着き ます。微生物からは、人が食べ物を分解する時に出す消化液の代わりとなるような酵素を分泌させます。酵素は自ら変化しませんから土壌は多種多様な酵素で満たされているはずです。ここに植えつけられた作物は、その酵素を吸い上げ自らの身に纏い、病気や害虫から身を守ることが可能になっているのではないかと思っています。

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