以前にも行った奈良県御所市にある新産湯温泉に行ってきました。
温泉といわれていますが、厳密にいえば地下水を使っていまして温泉法に定めるところの温泉ではありません。昔から慣例的に銭湯のことを温泉と呼んできました(関西だけかも?)。
しかし、この新産湯温泉は世間の温泉と違う部分が一つあるのです。それは、世間の温泉は地中から湧き出した温泉(25℃以下は冷泉・鉱泉と呼ぶ)を入浴に適した温度(約42℃)になるように石油やガスなどの化石燃料を燃やしているのに対して、ここはバイオマスを燃料として使っているということです。
そのバイオマスとは・・・・
建築現場から出る木くずです。
これを燃えやすいサイズにチェーンソーでカットして燃料として使っているそうです。大変手間のかかる作業ですが、大将曰く「木質燃料で温めたお湯は、化石燃料と違って体の芯まで温まるような気がしてねぇ~」全く同感です。
先日のアルジェリア事件を見ても、よそ様の国から掘り出された物を命からがらお金で買ってきた燃料よりも、太陽の光を浴びてすくすくと育った木材を温かい大将の手で切った木材で温めたお湯の方が、心と体も温まるような気がします。
ちなみに、写真の量はこの銭湯の2日分の燃料だそうです。
番台は昔ながらの男湯と女湯を眺めることが出来る設計です。4時の開店直後からお客様がひっきりなしです。昭和の時代から共に生きてきた地域のファンたちで賑わう温泉でした。
(新産湯温泉の地図)
先日 、久しぶりに産湯温泉に行って来ました。やっぱ気持ちいい~!! 水が気持ちいいので、お客さんに、ここの水地下水なのかと聞いたら、やっぱ地下水だった。♪(*^O^*) 薪を使っての銭湯とは知らなかったー 初めて行った時は外観にびっくりしたけど、なぜか行きたくなる温泉だ。温泉の主人も、なんか自由人な感じです。
返信削除世間の銭湯は、重油やエンジンオイルの廃油などを燃やしているらしいですね^^
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