NPO法人 日本蜜蜂大学さんの主催するニホンミツバチの採蜜学習会に行ってきました。
宇陀市にある日本蜜蜂大学の理事長さんが経営しておられる工場の敷地内に設置してある巣箱から採蜜してもらいました。
まず巣箱の上に置いてある雨よけの屋根を外して、天板をトントンと叩きます。
これをすると、ミツバチたちが怖がって下の方へ避難するのだそうです。
続いて、天板と巣箱の間にナイフを差し込んで、巣板と天板を切り離します。
ワイヤーなどを使うより、パン切り包丁の方が使いやすいそうです。
天板を外したところ、思ったほどハチミツが入っていないそうです。
本当なら天板を外すと蜜でみたされてるんだそうです。今年は暑くて、働き蜂が思ったほど動けなかったのかも?
巣板の隙間から息を吹いてミツバチを下へ追いやります。
巣門から働き蜂がいっぱい出てきました。
ニホンミツバチは比較的大人しいので、セイヨウミツバチのように煙でいぶしたりすることはありません。
重箱の間に切れ目を入れて、上の重箱を切り離します。
上の重箱を切り離したところ。働き蜂がどっと出てきました。
下の巣箱にはすぐに天板をかぶせてやります。
いっぱい働き蜂が飛び回っていますが少し離れていたら刺されることもありませんでした。
切り離した巣箱。
ハチミツが垂れてきています。
垂れたハチミツを働き蜂が舐めに来ました。
ナイフを使って巣箱から巣板を切り離してゆきます。
白い蓋がされているのが熟成されたハチミツが入っているところです。この部分のみ採集します。
そのほかの部分は糖度が低かったりする場合があるので捨てるそうです。
重箱に付いている蜜蝋をしっかり落として、巣箱の下に差し込みます。
蜜蝋をしっかり落としていないと、そこにスムシが湧いて群を全滅させたりすることもあります。
巣箱を元に戻してしばらくすると飛び回っていた働き蜂も巣箱の周囲に戻り始めました。
女王蜂が中にいると、そのフェロモンにひかれて次第に巣箱の中に戻ってゆきます。切り離された天板も2~3日ほどで修復されるそうです。その間は給餌を控えるのがよいようです。
修復されないままに重たくなって巣落ちする恐れがあるからです。
網を敷いた衣装ケースの中に切り離した巣板を載せてハチミツを絞るのだそうです。絞ったハチミツが下に溜まり、衣装ケースの広い面積で水分が蒸発して糖度が上がるんだそうです。
普通は巣箱から離れた場所で行ないます。働き蜂たちがハチミツを取りに来るためです。
適当な大きさに割った巣板を手で(よく洗ってから!)握るようにして搾り出します。絞って小さくなった団子のようなものも一晩くらい網の上に置いておくと付着しているハチミツも下に落ちきります。
後は下に溜まったハチミツを細かい網で濾して出来上がりです。
衣装ケースを使うのは目からうろこのアイデアでした。さっそく衣装ケースと金網を買って初の採蜜を来週にしてみようと思います♪
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