藤原宮跡(奈良県橿原市)のコスモスが見ごろとなっていました。
色とりどりのコスモスが絨毯のように咲いていました。そうなるとどうしても目が行ってしまうのはミツバチの姿です。忙しく蜜と花粉を集めている姿を探してしまいます。
しかし、コスモスの花に訪れていたのは全てがセイヨウミツバチでした。まんべんなく調べていましたが、ニホンミツバチがコスモスの花に訪れる姿は確認できませんでした。
では、ニホンミツバチはというと?
コスモス畑の脇の雑草地帯に生える小さなタデ科の花に訪れていました。実はもともと予想されていたことなんですが、ニホンミツバチは西洋からもたらされた種類の花よりも、野草と呼ばれる在来の花の方が好むのです。理由はよくわかりませんが、長年付き合ってきたお花が出すフェロモンを覚えているのでしょうか?
大きな花びらは遠くからでもミツバチに見つけてもらうために存在するのだそうですが、小さな花でもミツバチが訪れるということは花が出すフェロモンに寄せられているのでしょう。大きな花に寄るセイヨウミツバチは視力頼りで、ニホンミツバチはフェロモン頼りなのかもしれません。
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