2011年12月18日日曜日

薪ストーブの設置工事in東吉野

薪ストーブ燃焼哲学」をお買い上げ頂いた奈良県吉野郡東吉野村の煙突設置工事に立ち会ってきました。
まず、メガネ石を埋めこむ穴を壁に開けます。メガネ石の大きさ(一辺360mm)+木枠の幅をマーキングして切れ目を入れます。
木枠の幅は大工さん任せです。
穴があきました。ここで少し問題が発生。
壁の中に、テレビのアンテナ線と電話線が入っていました。アンテナ線は少々長さに余裕がありましたので、外に避けました。電話線は余裕が全くありませんでした。幸い、横の柱に切れ目が入っていましたので、そこに差し込みました。
メガネ石の周りに枠を取り付けて、壁に差し込みます。
これは大工さんのアイデアです。枠を壁に取り付けた後に、メガネ石を差し込むのはサイズ調整するのが手間がかかりますものね。恐れ入りました。
きれいに収まったメガネ石
壁とのあいだにできるすき間はコーキングで塞ぎます。
外側もきれいになっています。
さて、メガネ石を取り付け終わると作業の半分以上が終了です。
室内に薪ストーブを設置して、煙突を組んでいきます。
5mmの炉台を敷いたため薪ストーブが持ち上がったのと、煙突が少し長く作られてきたので、1cmほど煙突をサンダーで切断しました。
屋外にも煙突が伸びました。上へと伸ばして行く前に、φ1.2mmのステンレスワイヤーで軒に吊下げます。
1Fの軒に煙突固定金具を固定するまでの間に作業が大変しやすくなります。煙突が完成した後にも、煙突を守り続けます。
高所作業では煙突の傾きが分かりづらいため、地上の人に「右」とか「左」とか言われて直立するようにします。多少傾いていても問題はありませんが、見た目は美しい方がいいでしょうからね。
完成です。

穴空けに時間がかかりましたので、5時間ほどで終了しました。
さて火入れです。
段ボールの切れ端の上に、小枝などを載せてライターで火をつけて扉を閉めると煙突の効果で、段ボールの火がバーナーの炎のようにあっという間に木に火が移ります。この火の勢いにはお客様もびっくりされていました。
火の勢いが強くなってくれば、早速大きな木を入れていきましょう。
周囲は大変熱くなります。しかし、煉瓦張りにしますと施工費が高くなります。
壁とのあいだに熱を遮るものを1枚挟むだけで、全然違います。そこで、断熱板とトタンを組み合わせた遮熱板を自作されていました。製作費数千円だそうです。煉瓦張りの施工費と比べると雲泥の差です。こういった工夫で、薪ストーブが身近になればいいですね^^

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