約1年ぶりに関西文化学術研究都市(京都府相楽郡精華町)にあるタイムドメイン本社(TIMEDOMAIN)に行ってきました。
去年は、けいはんなプラザの11Fにありましたが、現在は引っ越しして7Fにあります。
1年前のブログ「TIMEDOMAIN(タイムドメイン)本社に行ってきました~」
試聴室にはずらりと表彰状が並んでいます。
面白い形をしたトロフィーです。「創業・ベンチャー国民フォーラム顕彰」だそうです。
背の高い筒のようなスピーカーが、yosii9 定価30万円です。足下にある白い小型のスピーカーが、タイムドメインライト(TIMEDOMAIN light)定価18,900円です。こんなに小さいスピーカーから、ウッドベースの重みのある音が出てくるのだから不思議です。
奥でレコードを探されているのが、由井啓之社長です。
先月ご紹介したCDの消磁器RD-1が置いていました。
由井社長も消磁の重要性をご理解なさっているのですね。
由井社長が一番最初に作られたyosii9の試作品も展示されていました。
某大手オーディオメーカーの技術者であった由井社長が、これまで常識であった理論から真っ向に対立する、タイムドメイン理論を打ちたてて起業したときに、当時アスキーの社長であった西和彦氏がその想いに感銘を受けて支援を申し出たそうです。
10数年前、西氏の若い頃からのビジネスパートナーであったビル・ゲイツが来日した際、由井社長が作ったスピーカーを聞き「信じられない」を連発、ゲイツ氏が7000万円かけて構築したオーディオシステムよりもよい音だと言わしめたそうです。
その時のスピーカーは設置に難があったため(一本足ヤジロベイ形)、ふと頭に浮かんで作ってみたのが写真のスピーカーだそうです。出来上がったスピーカーの音を聞いて「こんなに簡単に素晴らしい製品ができてしまったので落ち着かず、ただただ回りをうろうろするしかなかった。」と当時の心境を語っていらっしゃいました。
そのほか、英会話教室NOVAの本社に営業しに行ったときに、先生方が「発音の正確さ」に驚かれたのだが、通信教育の教材に採用が決まる直前にNOVAが倒産してしまったお話しや、フォルクス・ワーゲン社の常識を逸したエンジン(スーパーチャージャーとターボを併用した)に常識を逸したスピーカーとしてタイムドメイン方式のスピーカーが搭載されたのが話題になり、ドイツの雑誌が取材にきたお話しをお伺いしました。
由井社長のお話はホントに楽しく、「起業家として人々を豊かにする」精神が言葉の端々から感じられました。「現状の常識」にとらわれたままだと進化はしない。「現状の常識を疑う」ことが、その先の豊かな生活を呼ぶのだということを教えてくださいました。
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