2016年5月21日土曜日

ダッチオーブンで自家製ラード作り

昨日、シーズニングしたばかりのダッチオーブン自家製ラード作りをやってみます。
ダッチオーブンの3分の1ほどの水を入れ、竹燃料を燃やすロケットストーブの上に載せてお湯を沸かします。
お湯を沸かしている間に、お肉屋さんで買ってきた豚の背油を1~2cm角に切っておきます。
もともと豚肉の余分な脂身ですから、非常に安い値段で売ってくれます。ただし、予め予約しておかないと普段から在庫を持っているお肉屋さんはないと思います。
お湯が沸騰してくれば背油を投入してフタを閉じます。
ときどきフタを開けてまんべんなく熱が通るように底からかき混ぜてください。
水がすべて蒸発するまで1~2時間かかります。
白っぽいお湯から透明になってくれば水分が蒸発した証拠です。
水がすべて蒸発しました。から揚げを揚げているときのようにピチピチと油がハネます。
ここからが重要です。
フタを外して、底面が焦げつかないように菜箸などでかき混ぜます。
油が多くなり背油の表面がカリッとしてきますとかき混ぜなくても大丈夫です。再びフタをしてできるだけ油がたくさん溶けだすようにします。
ピチピチと油がハネなくなってきたら、ダッチオーブンを火から引き上げて天かすを取る網などで背油を取り除きます。
まだ背油にはたくさん脂がのこっていますので、冷蔵庫などで保管して焼き飯などと一緒に炒めたり、お好み焼きに入れたりといろんな使い方が出来ます。
不純物を取り除いたら油が残ります。
冷えたら白っぽいラードの出来あがりです。精製したラードではなく不純物が多いですので、容器に移して冷蔵庫で保管してください。
何時間も加熱しますので、ガスやIHですと燃費が心配です。出来ましたらロケットストーブや七輪、薪ストーブを使われることをおすすめします。

2016年5月20日金曜日

3000円のダッチオーブンを買ってシーズニングする

amazonで3000円ちょっとで売られているキャプテンスタッグダッジオーブンを買いました。
25cmのサイズはちょっと小さいかな?と思い30cmのタイプと比較検討していたのですが、いま使っているルクルーゼの容積が3.2リットルということがわかり、25cmのタイプでも4リットルもの容積があるのとのことでしたのでこのタイプを選択しました。
ダッジオーブンは昔の鉄鍋などと同じで、鉄が剥き出しのため焦げつきや錆を防止するために油を馴染ませ、酸化皮膜で表面をコーティングする「シーズニング」という作業が必要だそう。さっそくやってみました。
開封するとすぐに水を張って水漏れがないかをチェック。鋳物は割れやすき間が出来やすいので後で泣かないためにもあらかじめチェックすることをおすすめします。
まずは工業用油を取るために食器用洗剤で洗います。わが家では、固形石けん(いちおう食器用)を使っていますが、洗剤でもよいとのこと。
このときに、金属たわしでゴシゴシするのは厳禁です。削れた金属粉が鋳物のすき間に入って錆びる原因となるからです。亀の子タワシで優しく洗います。わが家はヘチマタワシを使っています。
洗ってはすすぎ、すすいでは洗いを3回繰り返します。最初は表面に指を滑らせるとヌルヌルしていましたが、だんだんキュッキュッとなってくるのがわかります。
ここからシーズニングの作業に入ります。ロケットストーブの上に載せてまずは空焚きします。
すきまに入っている工業用油を蒸発させるためだそうです。
煙が出てマシンオイルが焦げたような匂いがしてきます。煙がでなくなったら一旦火から放します。
すこし、表面の色が黒っぽくなりました。
触れるくらいの温度にまで下がってきましたら、食用油を全体に薄く塗ります。
決して熱いとき塗らないでください。鋳物は急激な温度変化に弱く、割れてしまう恐れがあります。
冷えるまでかなり時間がかかりますので、その間にフタを同じくシーズニングしました。
油が塗れたら、またロケットストーブの上に乗せて加熱。煙が出て油が飛んだと思ったら、油を塗るを3回くらい繰り返します。
いい色になったら油をしいて、ネギやニラなど匂いのする野菜を炒めます。
わが家では、水路の脇に生えているセリを採ってきて刻んで炒めました。この作業で鉄臭さを採ってくれるのだそうです。これも3回くらい繰り返すとよいそうです。
炒めた野菜はもったいないですが、食べずに捨ててください。
完成!よい色に仕上がりました。
もう洗剤で洗ってはいけません。油が切れない程度に水とタワシでゴシゴシ洗うのがおすすめです。まだ放置すると錆びが出てきますが、ここまで手間をかけてシーズニングした道具ですから愛着が沸きますし、使えば使うほど黒っぽい酸化皮膜のよい色が出て味わい深い外観になってくれることでしょう。さてどんな料理をして楽しもうかな?
洗っていて気づきましたが、このサイズを選んで大正解でした。フタと合わせて重量が5kgもあるのですが、これでも重くて大変です。直径30cmの製品だと8kgを超えてしまいます。洗ったり運んだり(食材が入ったりすると10kgを軽く超えてしまいます)取り扱いが大変だと思うのです。


2016年5月14日土曜日

里山保全活動の体験 自然観察インストラクター養成講座in富田林

自然観察インストラクター養成講座の野外授業で富田林市里山保全活動の現場へ。
午前中は里山の現状を知るために散策。里山はずっと人が入って利用をしてきたもの。我々が自然と思っているものは、人が手入れして維持できてきた。近年、人が入らなくなるとバランスが崩れ絶滅する生命も多いのだそう。そんなことを考えたこともなかったです。

ここは元々、みかん園だったそうです。それが斜陽になってきたので、補助金をもらってスギやヒノキの植林にしたそうです。
しかしそれも斜陽になったのでほったらかし。年中地面に光が届かないので、春に花を咲かせる植物も育ちません。
補助金という甘い汁に乗じてしまうとこうなるのですね。手入れまで面倒を見てくれません。役所の仕事なんて、長期間を見通したものなどないということを理解しなければなりませんね。
近年、山を切り開いた太陽光発電もこうならないか心配です。
午後からは、竹林伐採する体験実習。持参したお茶1リットルが一気になくなりました。
竹林は元々日本にはなかったものだそうです。タケノコと竹を利用するために古くに海の向こうから伝えられたようです。
1日に数メートルも成長することがあり、手入れを怠ると一気に林を覆ってしまって他の木を枯らしてしまうのです。そんな場所があちこちに見られます。
根茎でどんどん勢力を伸ばすのでタチが悪いです。しかし、これも人がやってきたこと。うまく付き合わないと仕方がありません。

今日の講座で最も印象に残ったこと、
畑で栽培される農作物、それは人の加護がなくなればすぐに絶滅してしまうそうです。これは自然農法をしてて大変よく理解しています。
その原種は雑草の中に混じって生きています。これを絶やすと私達が生きていけなくなるかもしれません。除草剤をかけて雑草を駆除することがどれだけのリスクか。農業に従事している人間ほどよくわかっていないのが現状ですね(´・ω・`)


2016年5月4日水曜日

クレソンの花が咲きました。

畑の脇の水路にクレソンの花が一斉に咲きました。
タネはあまり発芽せず、茎から根が生えて旺盛に増えます。昨年の春に1本の苗からこれだけ増えましたf^_^;
大根やワサビなどと同じアブラナ科の植物。菜の花よりも少し小さめの花です。
独特の辛味成分は免疫力を高めるといわれています。
食べることは生命力をいただくこと。有り難くいただきます(-人-)