2014年4月22日火曜日

ニホンミツバチのハチミツの搾りかすから蜜蝋を作る

昨年の秋にニホンミツバチハチミツをとった後の搾りかす。これは巣板を作るときにミツバチが分泌する蜜蝋という材料で出来ています。
蜜蝋は利用価値が非常に多い大変貴重なものです。ニホンミツバチ巣箱の中に取り込む時に必要ですし、元々自然の材料なので肌に優しい手作りリップクリームやハンドクリームの材料にもなります。
ではその作り方をご紹介しましょう。
まずはお湯を沸かし、そこに搾りかすを放り込みます。丸い玉のような搾りかすが完全にバラバラになるようによくかき混ぜます。水面には油のようなものが浮いてきます。これが蜜蝋です。
我が家では薪ストーブを使いますので燃料費はタダです。
これを網で濾します。網にはサナギの抜け殻など不純物が残ります。網に蜜蝋が残ることもありますから、熱湯をかけて下に落としてしまいます。ヤケドには十分注意してくださいね。
蜜蝋は60℃くらいで固まります。
冷えて固まった蜜蝋を取り出します。まだ細かな不純物が残っていますのでそれを削り落とします。
削った不純物。きれいな色をしていません。
不純物を削り落とした蜜蝋
それを金属の容器に入れて湯せんで溶かします。
完全に溶けたら火から降ろします。
溶けた状態のものをお好きな型に流し込んでもいいのですが、このまま冷やしました。
太めのタコ糸を入れた小さな容器に流し込むとアロマキャンドルが出来上がりますよ。
型から外して出来上がりです。粗熱を取ったら型ごと冷凍庫でカチンコチンにすると型から外れやすいです。
また不純物を削り落とす作業からやり直すとさらに純度を高められます。
蜜蝋は外に出しておくと、スムシに食べられたりしますので冷蔵庫の中で保存します。


にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ

2014年4月16日水曜日

ニホンミツバチが分封!巣箱に取り込みました。

4月14日朝8時ごろ、何気なくニホンミツバチの巣箱の様子を見に行くと、いつもどおり働き蜂が数匹出入りしているだけでした。それにしては周囲に飛んでいるミツバチが多いなと思って、巣箱の前に植えてあるビワの木に目をやると、幹に蜂球が出来上がっているではありませんか!蜂球とは、分封(分蜂)したミツバチたちが新しい住処が見つかるまで木の枝の下などに塊を作ることです。
大急ぎで先日設置した巣箱をもってきて、 バサッと巣箱の中に塊を落とします。このときのニホンミツバチは刺さないので、素手で行なうのがよいそうですが、なにぶん初めてのことでビビッて軍手をしてしまいました。この中に女王蜂もいるはずですので、女王蜂が中に入ると働き蜂たちもそのフェロモンに引かれて寄って来ます。そして、この巣箱を気に入れば定着してくれます。
翌日の朝、今のところ働き蜂が出入りしています。気に入って定住してくれることを祈っています。
春から初夏にかけてはミツバチたちの大きな旅立ちがあちこちで行なわれています。もともと温厚なニホンミツバチですが、この分封の時は素手で触っても刺しません。もし、近所で蜂球やミツバチが大群が飛んでいるのを見かけても、決して殺虫剤で殺したりしないで下さいね。


にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ

2014年4月15日火曜日

春の味覚、野生の「タラの芽」を採ってきました

畑の土手に生えていた野生のタラの芽を採ってきました。
鋭いトゲがいっぱい生えているので難航しましたが無事にザルいっぱいなりました。早速天ぷらにして食べました。養殖ものと比べると若干青臭さがするものの、多様な旨味成分が含まれているようで深い味わいでした。
野生の山菜をタダで採って楽しめるのは田舎ならではですね。

2014年4月12日土曜日

桃の花とミツバチ(和歌山県紀の川市)

紀ノ川流域の桃畑は桃の花でいっぱいでした。
可憐な桃の花が枝にいっぱいついています。6月ごろにはあま~い桃がたわわに実るでしょうね。

ミツバチたちも大忙しです。おそらく体の大きさからしてセイヨウミツバチだと思われます。受粉のためこの近所に巣箱を持って来ているのかもしれませんね。


にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ

2014年4月7日月曜日

東吉野村にニホンミツバチの巣箱を設置してきました(奈良県吉野郡東吉野村)

奈良県吉野郡東吉野村に住む友人宅にニホンミツバチ巣箱を設置してきました。
毎年、このお宅の周辺のお花にはミツバチが訪れるという事なので、ひょっとしたら分封群が捕獲できるかもしれないので巣箱の設置を決められました。
まずはホームセンターで買ってきたブロックを設置します。
出来るだけ2つのブロックが水平になるように水準器で測ります。高い方のブロックの下の土を削るなどして調整し、水平になることを確認した上で、巣箱の入り口になるほうがわずかに低くなるように調整します。水が巣箱に入らないようにするためです。
そして、ブロックが左右に傾いていないかを水準器で測ります。もし傾いていると、ブロックと土のあいだに石などを入れて調整します。
調整を終えたら巣箱をのせます。
巣箱はNPO法人日本蜜蜂大学さんで売られている(税別1万円)ものを使用しました。
天板には蜜蝋がたっぷり塗られています。
ニホンミツバチの巣から採られたものを塗ることで、ミツバチが定着しやすくなります。
あとはその上に雨よけのトタン屋根と重石を載せて完成です。
分封の時期になるとニホンミツバチを呼び寄せる匂いを出す薬剤(NPO法人日本蜜蜂大学さんが今年から販売開始)をぶら下げて、捕獲初挑戦されます。
無事に捕獲できますように(-人-)


にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ