2011年5月2日月曜日

JR東海 リニア・鉄道館に行って来ました(愛知県名古屋市港区)

新しい物好きのミーハーな友人に誘われて 愛知県名古屋市港区金城ふ頭にあるリニア・鉄道館に行って来ました。JR東海が3月に開館したばっかりの施設だそうです。
平日だというのにゴールデンウィークの中日ということもあって駐車場は大渋滞!伊勢湾岸道の名港中央出口からわずか数百mにも関らず、駐車できるまでに30分以上かかりました。(地図)


ゲートも大渋滞。
入場券を買うのに行列ができています。右に見えるのは、新都市交通あおなみ線金城ふ頭駅です。
ちなみにリニア・鉄道館には駐車場がありません。隣のモノづくり文化交流エリア駐車場を利用しました(普通車700円)。素直に名古屋駅からあおなみ線を利用しましょう。
入場料は大人1000円です。
ちょっと高いと思われるかもしれませんが、中に入って見てみると考えが変わられることでしょう。
「バリアフリー法 認定建築物」に指定されているそうです。
建物の中は段差が少なく、エレベーターも完備されていますから、車いすの方もたくさん来場されていました。
入場してすぐに新旧の超特急3両が展示されています。

C62形式 蒸気機関車
日本最大最速の蒸気機関車で、特急「つばめ」「はと」などで活躍しました。機関車として世界最高時速129kmを記録したそうですよ。

955形式 新幹線試験電車(300X)
新幹線の高速化をすすめるために開発した試験車両。1996年に世界最高時速443kmを記録したそうです。
実験車両のため営業運転はされませんでした。
MLX01形式 超伝導リニア車両
2003年、山梨リニア実験線で、超電導リニア方式による世界最高時速581kmを記録した実験車両だそうです。
リニア・鉄道館の目玉ですから、もちろん1番人気です。
リニアの側面です。この部分を液体ヘリウムで冷やして超伝導を産みだすのです。
リニアの車両内部です。内部は狭く、二人がけのシートが片方にあるだけです。
おそらく実車では、もう片方の窓側にも同じようにシートが付いていると思います。
後方から先頭方向を撮ってみました。
見事な流線型です。 MLX01-1っていうのがカッコイイです。
リニアの底です。底には何も見つかりません。
3台の超特急を上から見てみました。
どれも、いろんな人の夢がいっぱいつまっているんですよね~
続いてメインの展示場に入って思わず声をあげてしまいました。
その広さと展示車両の多さにビックリです。とても1枚の写真に収めることができません。
300系322形式 新幹線
300系新幹線の試作車両。営業運転で最高時速270kmを実現し、「のぞみ」が登場したんですよね~
922形新幹線 電気軌道総合試験車
通称 ドクターイエロー新幹線の営業速度で線路を走って、レールのズレや架線の状態を点検する車両です。内部は検査機器でいっぱいです。
これを展示しているところは他にはないと思いますよ。
10日に1回は走って検査しているそうです。
高速で安全な旅を維持するために、知らないところで働いてくれているのですね。

展示しているのは、0系新幹線と同じ形状のものです。現在は、700系新幹線と同じ形状のものが活躍中だそうです。


手前が0系新幹線、隣が100系新幹線、一番むこうが300系新幹線(写真では分かりませんが300系が2台並んでいます)。
私は、丸くて優しい目をした0系新幹線が好きでした。
0系新幹線の車内です。懐かしいです。
今も昔も、新幹線に乗るだけでワクワクするのは変わりませんからね。
0系新幹線の車内についていた冷水機。
折り畳まれた紙コップを取り出して、水を飲むことができたのです。しかも無料です。
今は考えられないサービスです。

幼稚園の時に紙コップの出し方が分からず、下に捨ててあった紙コップに水を入れて飲んだことがあるってお話しはナイショです。
100系新幹線を下からのぞき込んでみました。こんなことができるのは、リニア・鉄道館だけです。
モーターが付いていない車両なのか、車輪まわりはすっきりしています。ブレーキディスクのようなものが見えます。
0系新幹線のパンタグラフです。空気抵抗を減らすために、普通の電車よりも小さくなっていますが、目の前にあると結構大きく見えます。
展示しているのは、電車だけではありません。電車を運行するには、車両だけでなくレールや架線などが必要です。写真は、架線の役割をミニチュアで説明している展示です。
そのほか、切符を発券して改札機を通すまでを体験できるコーナーもありました。

2階から4両の新幹線が全部見えます。
やはり、手前の0系新幹線がかわいい^^

2階から会場全景を動画で撮影しました。携帯で撮ったので汚くてゴメンなさい。

腕木型信号機です。子供のころに読んだ絵本にこの信号が描いてありました。
地面にあるレバーを前後すると、上にある信号が変わる仕組みになってるんですよね。
30分以上の待ち行列が出来ていた東海道新幹線沿線を再現したジオラマ。朝から夜までの動きを20分で再現します。

写真は名古屋駅周辺です。
東京周辺
東京タワーとスカイツリーを中心に構成されています。
写真では分かりませんが、スタジオアルタのような建物もあります。
大阪周辺
大阪は甲子園球場が中心に構成されています。大阪城、道頓堀、太陽の塔などが見つかりました。

確かに細かく作られていてスゴイと思いましたが、30分ほど待って見るほどのものではないなと思いました。

N700系運転シミュレーター(1回15分500円)
3台のプロジェクターで映し出される景色はリアル過ぎる。カーブに差しかかると映像も傾きます。地面が傾いているのかと錯覚するほどです。1機しかないため運転したい人は抽選で当選しなくてはなりません。


超伝導リニア展示室
リニアの浮上・走行原理などを模型を使って解説しています。
大変分かりやすい展示でした。

リニアの実物大の客室で時速500kmを映像を使って体験できるコーナー。車窓からの景色もきちんと動いて見えるんです!
10分待ちでしたが、ジオラマよりも楽しめました。


新幹線が出来るまでを展示しています。
新幹線を計画した国鉄総裁 十河信二と技師長 島秀雄の数々の功績を展示。
新幹線開業に向けたタイムテーブル
昭和34年の起工から39年の開業までのわずか6年間にこなさなければならないメニューがびっしりと書き込まれています。
「東海道新幹線 この鉄道は日本人の叡智と努力によって完成された」
新幹線が開業された昭和39年に東京駅に掲げられたプレートのレプリカが展示されていました。
(現在でも18番線と19番線ホームの階段下に掲示されているそうです)

敗戦でボロボロになってから19年しか経っていないのに、これだけの偉業を成し遂げたのは、まさに「日本人の叡智と努力」ですね。


鉄道マニアではないですが、かなり楽しめます。大人げもなく3時間も滞在してしまいました。それでも人が多かったので、どれも中途半端にしか見られなかったのが残念です。
まだ、開館して2ヶ月くらいしか経っていないので新しいもの見たさの人が殺到していますが、半年くらいすると少しは緩和されていると思います。(私なんか、ここにくるまでリニア・鉄道館の存在を知りませんでした。)

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