急勾配の釜トンネルを抜けると、大正池の水門が見えてきます。
水門の内側から・・・
大正池は約100年前に焼岳の噴火で梓川がせき止められて出来たのですが、下流の発電所の調整池として機能しているために人工の水門が設けられているそうです。
バスで幻想的な景色を眺めながら奥地へ入ってゆきます。
大正池の河口付近でバスを下りて河童橋までの遊歩道を歩くか、上高地バスターミナルまでいくかを選べます。ほとんどの方はここで下車されたのですが、私は以前同じ道を歩いたので河童橋の上流を歩きたくて後者を選びました。
上高地バスターミナルです。マイカーは釜トンネルから乗り入れ出来ませんし、バスもこれ以上進むことができません。
ものすごく急な山に囲まれています。
上高地バスターミナルから徒歩で約5分、河童橋です。その昔、河童が出そうな場所にあることから名付けられたそうです。
たいていの観光客の目的地となる場所ですが、今回はここをスタートしてさらに奥へ進んで見たいと思います。
河童橋を渡った所から見える景色。右が明神岳、中央に穂高岳、左が西穂高岳です。
ニホンザルを発見!
親子だったようです。ここ上高地では、ニホンザルを間近で見ることができます。
河童橋より上流は小さな川に枝分かれしています。透き通ったキレイな水が流れています。
ご覧のような木道が整備され、自然を踏み荒らさずに散策できます。
明神池へと向かう遊歩道(梓川右岸道)は壮大な景色を望むというよりは、木々の中を進む遊歩道です。ご覧のような景色が見える場所は少ないです。
立ち枯れた木々と川と山の景色が素晴らしいです。
途中何回か、山からの雪解け水が流れる沢を通ります。このような小さな川がだんだん大きくなって、大きな川になってゆくんですよね~
川の水に触れられる場所もあります。水は大変冷たく、ペットボトルにいれると露が付いてしまうほどです。
獣道のような所を辿ってゆくと、途中で河原に出ることができました。
ここからは登りです。
針葉樹の下に川が見えます。
大きなつり橋が見えてきました。
この明神橋の手前を左に入ると・・・・
穂高神社奥宮の鳥居がありました。
穂高神社奥宮の拝殿です。
穂高神社奥宮のご由緒です。ご祭神がこの奥の明神池に鎮座されているそうです。
明神池を眺めるには300円の拝観料が必要です。
明神一之池です。
明神岳の麓に湧き水を湛えたのが明神池です。水が澄んでいて池の底までよく見えます。
周りの景色を水面に写しだしています。
明神二之池です。明神池は、ひょうたんのような形をした1つの池ですが、手前を一之池。奥を二之池と名付けられています。
明神二之池と前穂高岳
枯れ木と澄んだ水面、そして水面に映し出される景色を眺めているだけで癒されます。せっかくここまで歩いてきたのなら、明神池を見ないで帰るのはもったいないです。
さて明神橋を渡って対岸へ行きます。
河童橋と同じようなつり橋ですが、ここまで散策しにこられる人数が少ないため渡りやすいです。
明神橋と明神岳
明神橋を渡った梓川左岸道からちらりと見えた明神岳(右)と前穂高岳(左)
標高は明神岳が2931m、前穂高岳が3090mです。上高地でも標高が1600m近い場所ですが、さらに高いです。
晴れたので頂上がキレイに見えます。(実はこの1時間後に大雨になります)
梓川左岸道はこのような歩きやすい道路です。歩きやすいといっても、運動靴は絶対に必要です。
河童橋近くの清水橋のしたを流れる清水川は、この先で梓川に合流しています。バイカモがゆらゆらと水流に揺れていました。水は大変きれいで、この周辺の飲料水にも使われているそうです。橋の上を渡ると、涼しい風が吹き込んできました。このような自然をいつまでも守ってゆきたいと思いますね。
大きな地図で見る
今回散策した道のりをGoogleMapに表示させてみました。左端が河童橋、右端が明神橋です。
行きは上の梓川右岸道を通り、約50分で明神池に到着。帰りは下の梓川左岸道を通って約30分で河童橋につきました。
次は「河童橋の前 上高地ソフトクリームを食す(長野県松本市)」
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