2013年6月12日水曜日

準絶滅危惧種 ササユリが咲いてました

ササユリが大阪府の某所に咲いていました。
各都道府県で準絶滅危惧種に指定されているところもある希少種だそうです。
ここには2つの花が付いていました。
ホントに可憐な花です。
この周辺に結構な数が自生しているようで、「ささゆりとらないで」の看板があちこちにつけられていました。おそらく有志の方がこの時期に毎年設置されるのでしょう。
ササユリは種が発芽するまで1年半、さらに花が咲くまで5年の月日がかかる植物だそうです。
しかも花の寿命はわずか10日です。
やっとの思いで咲いた花を人間の手で摘み取られてしまうことだけは避けたいですね。

可憐な花を家の近くで咲かせたいと思う気持ちも分かります。しかし、自分では何もせずに自然が育んだものを持って帰るのはずるいと思います。

ミツバチを飼っていて思うことですが、花は野生の状態で咲いているのが一番可憐だと思います。美しい形と香りは花の存在を遠くに知らせて、受粉をしてもらうための植物の知恵なのですから。

人工栽培が非常に難しい植物だそうですので、持って帰ってもすぐに枯らしてしまうと思います。そうすれば一番ご本人が悲しい思いをするはずです。
葉っぱが笹に似ているからササユリと名付けられたそうです。しかも周囲に笹が生えています。花が落ちてしまえば、誰も気付きません。無事に受粉できれば、花はすぐに落ちてしまいます。
なんとかこの時期を乗り越えてほしいものですね。


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