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2011年5月14日土曜日

ソフトウェアMIDI音源「TiMidity++」をインストールしてみる

MIDI音源というのをご存じでしょうか?
MIDI(ミディ)というのはMusical Instrument Digital Interfaceの略で、音の高さや強さをデジタル伝送して楽器の音を出す国際規格であります。最も単純な例ですと、キーボード同士をMIDIで接続して、一方を弾くともう一方からも同じ音が出るという仕組みです。先日ご紹介した、「神保彰ワンマンオーケストラ」もMIDIを使っているからこそ、ドラムを叩くと別の楽器の音が出せたりするのです。

この仕組みを利用して、パソコンに楽譜データを入れておき電子楽器に演奏させるのが20年ほど前から流行りだしまして、誰もがわざわざ楽器を買ってこなくてもいいように、電子楽器の音を出す回路のみを独立させたのがMIDI音源なのです。
当時のパソコンに内蔵されていたFM音源というのは非常に軟弱で電子音の毛がはえたようなモノだったのですが、電子楽器の音がそのまま出せるだけあって本物の楽器のような音がしました。ゲームなどもこれに対応するものが多く発売されていたので、ヤマハやローランドなどから発売される1台5~10万円ほどするMIDI音源がよく売れていました。

00年前後には、処理速度の向上と、CDと同じ方法で音を記録・再生させるPCM音源が普及したことにより、楽譜をデータ化した軽いデータを扱わなくても、音楽や音声をそのままデータ化した重いデータが簡単に扱えるようになりました。そのためにMIDI音源自体は90年代の後半から発売台数は徐々に減っていったのです。

しかし、現在のWindows9やVista(もちろんXPも)にもMIDI再生機能が残されているんです。しかもローランドのMIDI音源がソフトウェア化されて最初から何も買わずに再生できるんですよ。それを知って、以前収集していたMIDIデータを再生させてみることに・・・・
「う~ん、いまいち」
耳が肥えたからかな?とか思って調べていると、MIDI音源をソフトウェア化した「ソフトウェアMIDI音源」が結構発売されているようなのです。その中でも無料で手に入る「TiMidity++」というのが評判がよさそうだったので、これをインストールしてみることにしました。

まず、ダウンロードしてインストール
ダウンロードはこちらのサイトから
http://sourceforge.jp/projects/twsynth/releases/
日本語版は赤で印をつけた「TiMidity-CVS081206_setup_JPN.exe」です。

インストールは簡単です。ダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけです。
指示にしたがって進めて行くだけですが、もし分からなければ下記のページを参照ください。
http://twsynth.sourceforge.jp/install.html

TiMidity++を使用するように設定する
インストールしただけでは使うことができません。Windowsが「TiMidity++」を使うように設定します。
コントロールパネルを開きます。(スタート→設定→コントロールパネル)
コントロールパネルの「サウンドとオーディオデバイス」をダブルクリックします。

サウンドとオーディオデバイスのプロパティを開いたら「オーディオ」タグをクリックします。
「MIDI音楽の再生」項目を見ると”Microsoft GS Wavetable SW Synth”になっていると思います。
これがノーマルの状態です。 ここをクリックして切り替えましょう。
ここを”Timidity Driver”に切り替えて「OK」または「適用」ボタンを押せば完了です。

また、ノーマルの音に変更したい場合は同じ手順で、”Microsoft GS Wavetable SW Synth”を選択すれば結構です。









MIDIデータを手に入れる
MIDIデータはインターネット上にたくさんアップロードされています。「-----.mid」というファイルがそうです。「MIDIデータ」などで検索するとアップロードしているサイトが見つかるはずです。MP3やWMAなどの録音されたデータと違い、楽譜のデータですからファイルサイズが小さいのが特徴です。
ダウンロードした「-----.mid」形式のファイルをダブルクリックすると、勝手にメディアプレーヤーが立ち上がって再生が始まります。

ネット上に落ちていた「ビバルディの春」を”Microsoft GS Wavetable SW Synth”と”Timidity Driver”を鳴らし比べてみました。

「チリチリチリ」と鳴っているのは、パソコン本体から出ているノイズです。気にしないでください。
前半がノーマルで後半がTiMidity++の音です。いかがでしょうか?
前半はぎこちなく音が切れていたのに対し、後半は心地よくメロディが続いていましたよね。楽器の数も増えているような気がします。
同じ楽譜でも、演奏者が変ったかのように聞こえるのがMIDI音源なのです。昔のゲームソフトでもMIDI対応のソフトがありますので、そのようなソフトをプレイすると違って聞こえるはずですよ。十数年前には何万円も払わないと聞けなかった音を、ぜひお試しください。

2011年4月24日日曜日

神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2011 in ビバリーヒルズ

今年もドラムでさまざまな曲を演奏する「神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2011」に行ってきました。場所は去年と同じ奈良県奈良市にあるライブハウス「BEVERLY HILLS(ビバリーヒルズ)」です。
お店の前には、真っ白なケースがいっぱい積み上げられています。
今年は、1月21日から7月2日までの約半年間に全国80ヶ所を行脚されます。
お馴染みドラムセット(からくり入り)です。携帯で撮ったため暗くてゴメンなさい。
ワンマンオーケストラの仕組みとその凄さは去年のブログに書いてありますので省きます。
(去年のブログ「ドラムだけでオーケストラをやってのける神業!『神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2010』」、「『神保彰ワンマンオーケストラ』 のからくり発見!」)

カシオペアの3曲メドレーから始まり、マイケル・ジャクソン12曲メドレー(演奏時間20分!)、オペラ座の怪人、パイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ、スパイメドレー(007のテーマ、ミッション・インポッシブルのテーマ)、そして今年初めて挑戦する「リベルタンゴ」、アランフェス協奏曲、最後に「上を向いて歩こう」。
ジャズ・ロック・クラシック・タンゴ・歌謡曲とまさに「弘法筆を選ばず」です。2時間のライブもあっという間に終わってしまいました。

2010年5月8日土曜日

「神保彰ワンマンオーケストラ」 のからくり発見!

先日ここでご紹介した、「神保彰 ワンマンオーケストラ」 のドラムトリガーシステムについて詳しく解説している動画がありましたので、ぜひその凄さをみてください~



ブログ「ドラムだけでオーケストラをやってのける神業!『神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2010』

2010年4月29日木曜日

ドラムだけでオーケストラをやってのける神業!「神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2010」



奈良県奈良市は、「平城遷都1300年祭」で大変なことになっていますが、このライブハウス「BEVERLY HILLS(ビバリーヒルズ)」も大変な熱気でした。

このBEVERLY HILLSで行われた「神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2010」に行ってきました。神保彰さんは日本を代表するフュージョンバンド「カシオペア」のドラマーとして長年活動。カシオペアが解散した後は、ソロ活動のほか熱帯JAZZ楽団の一員としても大活躍しています。平城遷都1300年には遠く及びませんが、神保彰さんのプロ活動30周年、BEVERLY HILLSも30周年という、おめでたいイベントでした。

さて、「ワンマンオーケストラ」とは何かと申しますと、神保彰さんが一人でドラムを叩きながら、他の楽器の音も出してしまうという離れ技をやってのけるライブです。といってもドラムを叩きながらキーボードやギターを弾くわけにもゆきません。それを「ドラム・トリガー・システム」というハイテクを駆使したドラムセットで、数人で演奏しているかのように聞かせてしまうのです。上の写真ではわかりにくいですが、センサーの仕込まれたドラムと電子ドラムのパッド(左上の黒いもの)とを組み合わせて、各ドラムを叩くと楽器の音やミュージックのワンフレーズが流れるようにプログラミングされているのです。

タムを覗くと中に黒いセンサーが仕込まれています。これを叩けば、タムの音と同時にプログラムで設定された「音」または「(ある一定の)フレーズ」がでるようになっているのです。

電子ドラムのパッドが三つ並んだ上にもう一つのパッドが・・・これを叩くとプログラムが1段進んで、次のフレーズに移ります。これを曲の進行に合わせてテン ポ良く叩いて行くのです。誤って叩いてしまうと取り返しのつかないことになります。(携帯で撮影したため暗くてゴメンなさい)

これが心臓部。512MBと書いたフラッシュメモリが差さっていました。すべてのプログラムはここに入っていると思われます。
・・・とここまで書きましたが、どんなことをするのか全く見当もつかないと思いますので、Youtube動画がありましたのでそれをご覧ください。

バックで鳴っているミュージックも外部から鳴らされているわけではありません。ドラムがトリガー(きっかけ)となってそのフレーズが再生されるというからくりです。たたくのを途中でやめてしまうとストップしてしまいますし、1回でもたたき間違えがあると演奏は破綻してしまいます。そのためにバチさばきも慎重かと思いきや、普通のドラムをたたいているかのように平然と大胆にこなすところはさすがです。
ド ラムはバンドの中でもメインになることは少ないですが、ドラマー一人でライブを行うとすれば、どうやればお客様が楽しめるか?ということに挑戦し見事にそ れをやり遂げられたことはたいへん素晴らしいと思います。テクノロジーが入り込みすぎた音楽はつまらなくなることが多いですが、神保彰さんのワンマンオーケストラはそれを見事に融合して最高のショーに仕上げられました。
今年は7月まで全国108ヶ所の会場を行脚なさっていますので、あなたのお近くにも来られるかもしれません。音楽に興味が無くてもこのライブは楽しめますよ。絶対に保証します!ぜひ行ってみてください。