2012年6月17日日曜日

眠るエネルギーを発掘せよ!エコチャンネル「里山に眠る“エネルギー” 」

NHKで放送された番組の中で、エコ環境問題に関連するものを無料で配信する「エコチャンネル」に大変気になる番組があったのでご紹介したいと思います。
中国地方のローカル特集番組「フェイス(face)」で昨年に放映された「里山に眠る“エネルギー” 」です。
戦後、日本人は大量の外国の製品を輸入しはじめました。あたりまえのように、食料やエネルギーを輸入に頼るようになりましたが、元々はすべて国内で自給自足していたものであることを忘れてしまっているのではないでしょうか?特に電気は石油や原子力で生み出すものと、長いあいだ信じ込まされているのではないかと思います。
前半は、里山から切り出した木の枝などを、「ロケットストーブ」と呼ばれるストーブで燃やし、米などを炊く自給自足生活を送っている方のお話です。電気で炊くご飯と違って、遠赤効果でお米の芯までまんべんなく火が入るため、ふっくらとしておいしいそうです。私も今年の冬は薪ストーブで毎日ご飯を炊いていましたが、あの味をたくさんの人に知って欲しいな~と思っておりました。
後半は、岡山県真庭市の製材メーカーのお話。木を加工するときに出る木くずなどを燃やして、発電機を回して工場の電気をまかなうだけでなく、売電収入も上げているそうです。元々はごみだと思ってお金をかけて処理をしていたものが、逆に価値のあるものに変えてしまったわけです。
よく考えてみると、この2つの例は昔の日本では当たり前のように行われていたことだと思うのです。昔はごみ収集車などなかったはずです。木のくずや食べ物のくずなどは、燃やして暖をとったり、畑や山に撒いて農作物の成長を助けるものとして利用していました。それを現代人は外国からものを買い、さらに処分するためにまたお金を支払うという資本主義の歯車を回す手伝いをしてしまっていたのです。それが本当に「豊かさ」なんでしょうかね?自然から得られるものを「無料」で頂き続けることこそが、本当の「豊かさ」ではないかと私には思えて仕方がありません。

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2 件のコメント:

  1. 合点!合点!合点!

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    1. かわかみさん、合点ありがとうございます♪

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