架線に伸びるトロリーポールから電気を引っ張って走るバスをトロリーバスといいます。日本では、ここ立山黒部アルペンルートでしか見ることができない貴重なものです。関電トンネルトロリーバスは、黒部ダムを建設する際に掘られた関電トンネルを往復し、長野県側の扇沢駅から富山県側の黒部ダム駅間を結ぶ重要な観光用路線です。
関電トンネルの建設は、最初順調に進んでいたが破砕帯(地下水が勢いよく吹き出し、脆くて崩れやすい地層)にぶち当たり、80mの破砕帯を突破するだけでも7ヶ月も費やす大工事となった。この凄まじさは映画「黒部の太陽」やドキュメント「プロジェクトX」にも取り上げられました。
関西電力が運行していますが、電気は中部電力が供給しています。架線へと伸びるボールが、トロリーポールです。
(扇沢駅の地図)
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