2016年3月1日火曜日

オーディオテクニカ カナル型ヘッドフォンATH-CK330Mを買った

先日、ハードオフでオーディオテクニカのインナーイヤーヘッドフォン ATH-CK330Mが試聴できるようになっていたのでなにげなく手持ちのiPadに入っている曲を聞いてみました。
音響関係の仕事を長年していたので一聴するだけで、その素直な鳴りっぷりに好印象を持ちました。その仕事がら何万円もするヘッドフォンなども試聴することもありましたが、値段相応の音質を持ち合わせている製品はまれでした。何万円もするのに数千円の製品よりも劣るものが結構ありまして、この業界は自分の耳が頼りなのです。私が5年ほど前に2千円くらいで買ったオーディオテクニカATH-CK32という製品も、同社の1万円を超える製品よりも明らかに優れていました。「出した金額=満足度」ではなく、「出した金額=企業の儲け」でしかないのがよくおわかりいただけるでしょうか?
ATH-CK32と比較したくなり、後日自分の使っているものを持参し近くの家電量販店で比較してみることにしました。特にATH-CK32に不満があるわけではないのですが、年数が経過しており交換するイヤーピース(耳栓のゴム部分)が全て無くなってしまった事とピンジャック部分がチープなためいつ断線するか分からないのが不安でした。iPhoneに付属のマイク付きヘッドフォンもかなり優れているのですが、私の耳の形状が悪いのか上手く耳に収まらずすぐに落ちてしまうのです。インナーイヤーヘッドフォンカナル型(耳栓型)しか受けつけないのです。

比較してみるとATH-CK32の方が音が繊細で滑らか。ATH-CK330Mは比較すると重厚さはあるのですが大味な感じでした。好みはわずかな差で前者に軍配が上がりますが、今後これ以上の製品が現れるかどうか分からないという不安があるので購入しました。
ATH-CK330Mは、ピンジャック部がL型になっておりiPhoneなどをポケットに入れやすくなっていることとコードが太くしっかりとしているため傷みにくそうです。ATH-CK32もタッチノイズ(コードに触れると糸電話のようにスピーカーハウジングが響く)が大きめだったのですが。ATH-CK330Mは少なくなったと書かれていますが全く減っていない印象を受けます。

買って帰ってすぐに聴いても、シャリシャリの音しか聞こえてきません。音響製品全般に言えることですが、新品の場合は振動板やコンデンサー(アンプやプレーヤーの部品)など薄い膜を使った部品が振動に慣らされていないため最初は音が硬くなります。24時間くらい鳴らせてあげないと本来の音が出てきません。しばらく使ってない場合も数時間ほどかかります。少し高いですがコレを1分~5分くらい再生させてあげれば、比較的すぐに本来の音質が引き出されます。iPhoneなどに入れておくと便利です。
ATH-CK330Mも同じでした。最初の音を聴くと買ったことを後悔するほどでしたが、1日くらい音楽を再生しっぱなしにしておくと思い通りの音になりました。最近は音楽を聴くことが少なくなっていましたが、新しいヘッドフォンを買ったことによりいろんな曲を聞き直すという楽しみが出来ました。

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