2014年8月25日月曜日

若い世代に対して愚痴がでる前に読んでほしい「”ゆとり世代”を即戦力にする50の方法」

1年以上前に買って放ったらかしになっていた本を読みました。
その名も「”ゆとり世代”を即戦力にする50の方法」
ここ10年くらいの間にいろんな方から、「ゆとり世代」に対する愚痴のようなものを聞くのですが、聞けば聞くほどそれは自分たちとの生きてきた時代の違いによる価値観の相違だけだと感じていました。
愚痴を言いだすと、その「ゆとり世代」の人たちをどのように付き合って、どうやって育ててゆくかの思考が停止してしまいます。しかし、愚痴を言っている人たちも年老いてしまい、若い世代に引き継いで行かなければならないことは確実なのです。
それを「ゆとり世代」の人の目線に合わせて非常にわかりやすく書いてくれていました。
初めの半分は、「ゆとり世代」が育った時代背景、その親が育ってきた環境などを理解することからはじまります。そして理解に苦しむような行動を起こした時、どのような思考で起こしてしまったか?どのようにしてあげれば良いかなどの具体的な方法へとつながってゆきます。
さらに彼らの年代が優れている部分をもっと伸ばしてあげるためにすることなど、応用編へとつながっています。
1つのセクションが2~3ページで完結しているので大変読みやすかったです。

この本の全体を通して感じたことは、「人は、自分を理解してくれる人を信頼する」 ということです。まずは相手が生きてきた時代背景を知ることにより、相手の行動について一定の理解ができると思うのです。理解してあげることにより、相手からの信頼が生まれると思うのです。「部下は上司に従うのは当たり前」という考え方は若い人になればなるほど通じなくなっています。変わらないといけない人たちは、実は我々なのかもしれませんね。
「いまの若い連中ときたら・・・」ってのが口癖になる前に読んでみてはどうでしょうか(^O^)/

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