2011年12月3日土曜日

台風被害の十津川村の今・・・国道・発電所・温泉・(奈良県吉野郡十津川村)

9月に紀伊半島を襲った台風12号被害にあった奈良県吉野郡十津川村に行ってきました。
テレビの映像では見えづらかった被害状況などが現地でよくわかりました。一方、国道168号の全線開通で素晴らしい自然遺産を活かした観光施設は営業再開し始めていたのは大変うれしかったです。
2~3年前に、新設された国道168号から大規模な土砂崩れが見えました。
山の半分が削り取られていました。以前の国道168号も飲み込まれています。こんな景色が途中に何箇所もありました。
関西電力 長殿発電所のあった場所
もう何もありません。道路沿いのガードレールもところどころなくなっています。
もともとの長殿発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/nara/nagatono/nagatono.html
道路の上にあった民家も基礎部分からなくなっています。土砂崩れではなさそうなので、おそらく川の水が道路の上まで達したのではないかと思います。
タービン・発電機のようなものの残骸が残っています。
水圧鉄管はそのまま残っていましたが、電柱が倒れかかっています。
変圧器がそのまま放置されています。
この上に建物が建っていたとは思えません。
十津川温泉の公衆浴場「憩の湯」は営業中でした。
入浴料は大人300円
(憩いの湯の地図)
非常に小さい湯船
十津川村温泉はすべて源泉かけ流しです。入れないくらい熱いので、横のホースを使って水を入れました。
源泉の温度は何と61.5℃だそうです。
泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩泉。
つづいては湯泉地温泉の「滝の湯
入浴料は大人600円ですが、JAFの会員証を提示すると半額の300円になります。
(滝の湯の地図)
総ヒノキ造りの湯船です。
さらに奥には・・・
奥の階段を下りていくとさらに・・・・
さらに石の階段の下に露天風呂があります。
滝を見ながら入る素晴らしい景色です。
人が入っていたので写真を撮ることができませんでしたので、十津川村のブログで確認してください。
http://totsukawa.jugem.jp/?eid=79
源泉の温度は55.6度。
泉質は、単純硫黄泉です。硫黄の香りが周囲に漂ってましたね~
十津川村役場の隣にある道の駅
その2階のそば処行仙(ぎょうぜん)」でおろしそばをいただきました。
十割そばじゃなかったのが残念でした。

五條市大塔町宇井の国道168号は、2004年に地すべり(その直後の写真)の被害を受けて復旧作業が続けられていますが、その新しいバイパスの一部を通ることができました。(バイパス工事中の写真)

予想以上の台風の被害と、早くも復興へと歩みだしている皆さんの姿が印象的でした。少しでも現地の力になれればという想いで、食事や温泉などの観光資源を楽しんできました。

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