2013年10月6日日曜日

ニホンミツバチのハチミツを採蜜

ついにニホンミツバチ巣箱からハチミツ採蜜する日がやってきました。
セイヨウミツバチと違って、体が小さいニホンミツバチを集める量が少ないので1年に1回しか採蜜できないのです。そのため、「レンゲハチミツ」とか「アカシアハチミツ」などと特定の花のハチミツではなく、いろんな花のがブレンドされた「百花蜜」とよばれています。
まずは、巣箱の上に載せてある雨よけの屋根を外します。
おっと、屋根を外すと丸々と太ったヤモリが寝そべっていました。巣箱の上は年中温かい上に、働き蜂たちが常にうろうろしているので餌に困らないのでしょう。
天板を棒でトントンと叩きます。
これをすると、ミツバチたちが怖がって下の方へ降りてゆくのです。
十分叩いた後は、天板と巣箱の隙間にパン切り包丁で切れ目を入れていきます。ミツバチたちが蜜蝋でしっかりと隙間をふさいでいますので、結構力がいる作業です。
天板を外しました。天板からハチミツが垂れてきています。
ミツバチたちが周りを飛び回りますが、攻撃してくる様子はありませんでした。
上から風を送って、さらに働き蜂たちが下へ行くようにしてから、下の段の巣箱に包丁で切れ目を入れます。
取り外した巣箱です。ハチミツがびっしりと詰まって重たかったです。
見とれていてはいけません。先ほど外した天板をすぐさま上に載せます。2~3日ほどで蜜蝋でくっつけちゃいます。
ニホンミツバチ巣箱は、上部にハチミツを貯蔵し、下部は育児の場所になっているそうです。上部の貯蜜エリアを取っても、下部を残しておけば働き蜂たちがどんどん生まれてきますので、一群が滅びることがないのです。
さて、取り外した巣箱を離れた場所に移動させて、巣板を取り外します。
巣箱の前でやると、蜂蜜のにおいにつられて働き蜂が寄ってくるからです。かといって家の中でやってもいけません。残っていた働き蜂が家の中を飛び回ってしまうからです。
残っていた働き蜂ハチミツを舐めにきています。
取り外した巣板です。中にはぎっしりハチミツが詰まっていますね~
さてこれを手で握りつぶしてハチミツを絞ります。
口の広い衣装ケースの中でやるのは、絞ったハチミツの表面積を広くして水分を蒸発させて糖度を上げるためです。糖度が低いと醗酵してアルコールに変わることがあります。
1日くらい置いとくだけで糖度が1~2%上がるそうです。
軽く網で濾して瓶詰めします。糖度が80%以上あれば細菌も繁殖が出来ずいつまでも保存が出来ます。
採蜜に使った道具はまだハチミツがついているので、巣箱の前に置いておきました。
すると、ミツバチたちが回収にやってきます。

網に付いたハチミツも一生懸命舐めています。1匹だけドンクサイのもいるようですが・・・・
少しですがお返しになったかな?近いうちに冬ごもり用に給餌をしたいと思います。


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